朝。フジTVの「報道2001」(激論コーナー「どうなる自民党総裁選挙」)に出演した。コーナー終了7分前にスタジオを抜け出し、局の用意したハイヤーに飛び乗った。東京駅で辛くも8時24分の新幹線をキャッチした。

高崎駅で待機していた愛車に乗り込み、某村の後援会会合(座談会)へ急行した。予定されていた開会時刻(午前10時)の直前に会場に滑りこんだ。新役員選出の儀式の後で、30名ほどの聴衆(?)の前で、約1時間、熱弁を振るった。その後の参加者との質疑も活発だった。

午前10時からのTV朝日「サンデー・プロジェクト」で発言出来なかったのは残念だった。が、推定1、000万人の視聴者よりも、30名の地元支持者を優先させなければいけないこともある。空爆(メディア)と地上戦(街頭演説や国政報告会等)の二つが揃ってはじめて、政治家は有権者にきちんとしたメッセージを届けることが出来るからだ。空爆のみに頼る政治家はマスコミ受けすることばかりを追いかけるようになり、結局、一貫した政治姿勢を保てなくなる。

さて、今朝の「報道2001」では、自民党各派の衆議院議員と激論(?)を交わした。9月20日の党総裁選挙に関して、小泉再選支持を明確に打ち出しているのは自分だけだった。小泉総理が「党総裁選挙の公約を次の総選挙の党の公約にする」「その公約を自民党公認候補の踏み絵にする」という姿勢を貫く限り、このゲームは小泉総理の勝ちでしょう。万一、総裁選挙で負けるようなことがあったら、小泉総理はその場で解散総選挙を打つだろう。小泉改革について国民に信を問うために。それはルール違反でもビンボールでもない。この点については、改めて書きたいと思う。

江藤・亀井派のニューリーダー(?)を自ら任ずる荒井広幸氏は、改めて小泉政権の「経済無策」を批判。「ライオンには亀」という独特のユーモアを交えて、亀井静香氏の応援演説を展開した。ううむ。分かりやすい。さらに、若手有志のマニフェストを一緒に作ってきた盟友、河野太郎氏も、「小泉改革の方向性は正しいが、生ぬるい。ここは新世代から塩崎やすひさ氏を総裁選挙に擁立したい」という持論を繰り返していた。ふむふむ。こちらも極めて明快だ。他方、総裁選挙出馬への意向を表明している熊代昭彦氏(橋本派)と党内きっての政策通と言われる太田誠一氏(堀内派)の主張は(時間が足りなかったせいもあって??)いま一つよく理解出来なかった。

ところで、河野太郎氏とはジョージタウン大学の先輩、後輩の間柄。今度会ったら、率直にこう言うつもりだ。「太郎ちゃん、塩崎さんを立てたいというお決まりのフレーズは、もう金属疲労を起こしてる。これからは、自分(河野太郎)が総裁選挙に出たい。20人集まるかどうか分からないが、全力で賛同者を探す。そう発言したほうがいいよ。」