午前8時50分。保岡興治代議士の議員会館事務所で、国家戦略本部(ビジョン策定委員会)若手座長会の今後の進め方について相談した。国会対策委員会、議員総会に引き続き午前10時から二時間の本会議。本会議散会後は、外交防衛委員会の理事懇談会に出席。昼食を食べながら、5月13日の委員会日程について協議した。




 午後1時30分。政治ジャーナリストの取材。主に北朝鮮問題についてコメントする。午後2時30分。シンガポール大使館の書記官が来訪。ここでも話題の中心は対北朝鮮政策だった。米国政府が「北朝鮮の核保有を事実上認め、核拡散の防止に力を入れる」という政策を一つの選択肢として検討しているという情報が流れている。これがもし事実なら、日本にとっては極めて憂慮すべき事態だ。




 夕方。内閣府の官僚から経済対策について説明を受ける。残念ながら政府の「株価対策」には限界がある。経済再生に特効薬はない。が、とりあえず坂道を転げ落ちていく危機的状況を止めなければならない。日本経済は未知の領域に入った。どの政策が正しいのかは誰も分からない。以前もこのレポートに書いたが、小泉総理が決断し、結果責任を取る以外にない。




 続けて某地域の県議選で初当選(トップ当選)した若手県議が訪ねてきた。まだ30代。最初の4年間はとにかく何も考えずに一生懸命やるだけと話していた。有権者は世代交代を望んだ。選挙の結果を見れば明らかだ。若手らしく、のびのびとやって欲しい。




 午後5時30分。議員会館事務所で国連改革の秘策を錬るための秘密(?)会議。山本事務所の新しい研修生にも出席してもらった。




 米国政府の官僚等に日本政府や日本の国会議員事務所で働く機会を提供する「マンスフィールド・プログラム」という仕組みがある。このプログラムで来日し、経済産業省に務めていた米国国防総省のスタッフが、5月1日から山本一太事務所のインターンとして働いている。本人の希望と聞いて喜んで受け入た。まじめで優秀な人物だ。早速、最近の米国の国防政策についてリサーチを頼んだ。彼には、今回の国連改革プロジェクトはもちろん、北朝鮮関連議員立法、マニフェスト勉強会等にも参加してもらおうと考えている。




 午後7時から中国出版プロジェクトの会合。「私が総理になったら」の翻訳チームが早くも立ち上がった。今晩は彼等との初顔合わせになった。翻訳グループは総勢25名。日本在住の大学教授や研究者、ジャーナリストを含むそうそうたる顔ぶれだった。今晩はチームの中心的なメンバー7、8名が参加した。このスタッフなら中国語版も必ずいい本が出来るだろう。それぞれ魅力的な方々だった。




 中国語版の出版は今秋の予定。韓国の場合と同様、出版記念のフォーラムを北京で開催する計画も進んでいる。それまでにSARS(新型肺炎)騒動がおさまっているといいのだが...。