連休明けの火曜日。なかなか調子が戻らない。議員会館の事務所に陣取り、たまっていた仕事を片付けた。午前中は、新たに赴任するクロアチア大使の訪問を受けたり、外務省からインド・パキスタン情勢のレクチャーを受けたり、勉強会やセミナーの進め方について他のメンバーと打ち合わせたりして過ごす。




 午後、最近の国際法の流れについて外務省法規課長と議論した。テロと大量破壊兵器が結びつくという新しい脅威に晒された時代にあっては、やはりこれまでの国際法の考え方では対応出来ない状況が生まれつつある。




 夕方。外交防衛委員会の与野党理事懇談会。今後の外交防衛委員会の日程を協議した。午後10時を回った。これから明日の決算委員会の質問の準備を始める。平成13年度の決算といえば避けて通れないのが外務省の「プール金問題」(裏金問題)だ。




 外務省が契約していたハイヤー会社やホテルに、カラ請求や水増し請求によって作った裏ガネを積み立てていたという事件だった。改めて調べてみるとかなり悪質だ。その後、再発防止措置として、それまで各課の庶務が行っていた契約業務を会計課に一元化して業者との癒着を防いだり、監察検査官を新設したりといった対策は取られている。が、本当に外務省の文化は変わったのだろうか。明日はまず、この質問を外務大臣にぶつけてみたい。