朝6時。目覚まし時計のベルが鳴った。聴こえているのに身体が動かない。結局、予定の新幹線を逃してしまった。30分遅れて高崎に到着し、待機していた地元スタッフの車に乗り込んだ。そういえば、駅の売店で思わずアリナミンVドリンクを買ってしまった。普段、栄養ドリンクなんてほとんど飲まないのに。それだけ疲労コンパイの状態だったということか。明日(月曜日)も早朝の新幹線で選挙区に入り、昼過ぎには東京にトンボ帰りする予定だ。




 「一太さん、今週末もギリギリの日程だけど身体持ちますか?」と東京の秘書。「大丈夫だよ。新幹線の手配を頼む!」と言葉を返した。金曜日の夜中過ぎ(正確には土曜日)から「朝まで生テレビ」に出演し、睡眠ゼロのまま早朝に地元に向かう。午後まで全力で選挙区を回り、その後は東京でTV番組の収録、夜の会合と続く。日曜日も朝から地元のスケジュールがビッシリつまっている。選挙区の県議選や市議選の激励訪問と応援演説をやりながら、イラクと北朝鮮の問題については、あらゆる機会をとらえて発信していかねならない。4月の地方統一選挙が一段落するまでは、ちょっぴりハードなスケジュールが続きそうだ。




 夜。東京にたどり着いた。TVのチャンネルを回しながら、イラク関係のニュースをチェックする。ここのところ(特に夜中過ぎからは)CNNのライブ・ニュースにほとんど釘付けの状態だ。もしかすると、日本中が寝不足になっているかもしれない。




 日本政府は米国のイラク攻撃を支持している。国益を考えれば、日本にはこの選択肢しかないと思う。攻撃が避けられないことはある程度予想していた。が、実際に始まってみると、戦争とはなんと悲惨なものだろう。小泉総理の言葉ではないが、米英軍には出来るだけ速やかにバグダッドを攻略し、フセイン政権を崩壊させ、この戦闘を終結させてもらいたい。ブッシュ大統領が繰り返し「一般人の犠牲を最小限にとどめる努力をする」と明言しているが、当然のことだろう。主都への「無血入場」というシナリオが何とか実現するといいのだが...。