夜8時から、韓国の野党ハンナラ党所属の国会議員二名と夕食を食べた。お馴染みの若手ホープ、ウォン・ヒリョン議員とベテランのキム・ヨンファン議員というコンビネーションだった。




 キム・ヨンファン議員は現在71歳。30年前、朴正熈大統領の下で大蔵大臣に抜擢された当時は、弱冠42歳だった。日本のカウンターパートは、20歳も年上の大平正芳大蔵大臣だったらしい。その後、日本や米国の大学で客員研究員を経験し、56歳で政界に入った。知的で品格のある政治家だった。4月29日にソウルで開催される「私が総理になったら」(ハングル版)の出版記念パーティーにも出席してもらえそうだ。




 さて、今日の予定をざっと振り返ってみよう。昨晩の睡眠不足を補うため、朝の部会はパス。午前10時30分から拉致議連の総会に顔を出す。中川昭一会長の依頼を受け、自民党有志で準備してきた北朝鮮関連の議員立法について、これまでの経緯をざっと説明した。




 午前11時。議員会館事務所で某雑誌インタビューのための打ち合わせ。午前11時45分からの議員総会は中止になった。うーん。審議に応じない民主党の狙いが良く分からない。当然、昼からの本会議もキャンセルに。午後12時から党本部で観光産業振興議員連盟の幹部会。事務局長として司会を務める。旅館団体や関係省庁を招き、公的宿泊施設等の問題について議論した。




 午後2時。マスコミ志望の女子大生が訪ねてきた。地元関係者からの紹介だったが、明るくて元気な学生だった。可能性がキラキラしていた。




 午後3時。英国BBC放送(東京支局)のプロデューサーと会う。予期せぬ「その場インタビュー」と相成ったが、最悪の出来だった。なぜか最後まで頭が英語モードに切り替わらない。うわあ、意味不明のフレーズばかりだ。これだけヒドイ英語をしゃべったことは近年、覚えがない。(こりゃあ、ボツだな。BBCの皆さん、ごめんなさい!)




 午後4時。党本部で行われた国家戦略本部の会合に急行。日高義樹氏を招いて「アメリカの世界戦略」について話を聞いた。本日、二度目の司会を務める。途中で会を抜け出し、今度は参院議員会館の会議室へダッシュ。午後5時からの「政治文化を変える会」に滑り込んだ。自民党側の座長という立場上、これをサボるわけにはいかない。経団連関係者と企業献金等について意見交換をやった。




 午後6時過ぎ。議員会館事務所のソファーに陣取り、20名近くの自民党参議院議員に電話した。明日11時からの「対北朝鮮外交カードを作る会」拡大会議への出席を依頼する。少なくとも20名以上の議員を集めたい。




 午後7時30分。米国在住日系三世一行との夕食懇談会へ。リクエストに応え、新曲「かいかくの詩」をアカペラで歌う。三世グループにCD二枚を寄贈し、店を出た。韓国の国会議員と聞けば、会わないわけにはいかない。