自民党の外交関係三役と言えば、外交部会長・外交調査会長・経済協力特別委員長ということになる。先のレポートにも書いたとおり、中山元外相、河本元外相をはじめ、現在の幹部には良識派が揃っている。特に党外交分野の実質的な事務局長を務める武見敬三参院議員とは「大の仲良し」だ。
自民党の有志議員6名で「対北朝鮮外交カードを考える会」を立ち上げ、外為法改正案と特定船舶入港制限法(仮称)骨子をまとめあげた。先般、外交幹部会でこの二本の議員立法について説明をさせてもらった。今後の法案の取り扱いについて外交幹部会に一任したのは、現在の幹部を信頼していたからだ。
ところが、一週間、二週間経っても、幹部会からは何の連絡もない。二本の法案がいつ外交部会の議論に付されるのか、日程の見込みも全く立っていない。このままネグられては、北朝鮮に対して「抑止」と正反対のメッセージを送ってしまうことになりかねない。外交部会の幹部を悪者にしたくないと思って大人しくしていたが、さすがにこのまま放置しておくことは出来ない。
メンバー6人で相談の上、新たな動きを起こすことを決めた。今週の金曜日に作戦会議をやり、来週中には拡大版の「対北朝鮮外交カードを作る会」を再発足させることになった。出来るだけ多くの議員に会への参加を呼びかけ、署名を集め、党幹部に申し入れを行う計画だ。いよいよ議員立法推進のための党内世論を盛り上げていくことになる。