午前中。久々に農林部会貿易対策スタディー・グループの会合に顔を出した。消費者団体の代表を招き、WTO農業交渉についての意見交換を行う。それにしても、座長の中川昭一元農林大臣の落ち着いた雰囲気がいい。いよいよニューリーダーとしての風格が備わってきた感じだ。




 昼は米国大使館の政治部副部長と会食した。ジョージタウン大学時代の友人。外務政務次官時代にワシントンで会って以来、三年ぶりの再会だった。イラク問題や北朝鮮情勢、小泉改革や政局について意見を言いあった。




 午後2時30分から参議院本会議。小泉総理大臣の施政方針演説を含む四つのスピーチを聞いた。数時間前に衆議院で行われた演説と一言一句、変わらない中身だった。小泉首相が「施政方針は、衆参合同で一回にしたらどうか」と提案した気持ちが良く分かる。なんという不合理で愚かしい慣行だろう。一本化に反対だって?さすがは「停滞の府」としか言いようがない。




 それでも、今日は参議院にとって記念すべき日?になった。本会議前に行われた参院自民党の議員総会で、青木幹事長から「決算委員会の改革」が正式発表されたからだ。参議院ではずっと以前から、参院の独自性を高めるための「決算重視」が叫ばれていた。ところが、決算委員会は国会の会期外に開催されるのが通例。審議の内容も、ほとんど注目されることがなかった。




 今国会から、その「忘れられた決算委員会」が会期内に行われることになった。しかも基本質疑の行われる初日だけは、NHKのTV中継まで入るらしい。官房副長官と外務政務次官という二つの参議院ポストを政府から奪い取った村上元参院幹事長の力も凄かったが、決算委員会を会期内に持ってきた青木幹事長の実力も大したものだ。参議院議員になって7年。初めて意味のある参院改革を目撃した。




 ただし、新しい決算委員会の審議には、予算委員会の質疑とは違う特徴が必要だ。そうでなければ、予算委員会の二番煎じという批判を免れない。メジャー・デビューを果たした決算委員会の健闘に期待したい。




 夕方。「対北朝鮮外交カードを作る会」で検討中の議員立法について、国土交通省、参院法制局とそれぞれ議論を交わす。ううむ。四年前から個人的に暖めていた外為法改正案はともかくとして、船舶の入港を制限、又は拒否する新法の方は、なかなか一筋縄ではいきそうもない。