「政治文化」を変えるのは、並大抵のことではない。自分自身だって古い政治文化の尻尾を引きずっている。さらに悪いことに、今の政界には「あるべき政治資金のシステムや政治活動」に関する明確な物差しが存在しない。
そんな状況下で、毎日のように政治の古い体質と格闘し、グレーゾーンに悩みながら政治家をやっている。問題意識を持った政治家なら、誰でも同じ思いを持っているはずだ。政治に一生懸命取り組んでいる。某月刊誌の論文にも書いたが、「自分のやってきたことが、ある日ルール違反だったと指摘されるような不安を抱えたまま」政治をやるのは嫌だ。「政治文化を変える会」は、メンバーのこの思いに支えられている。
自分だけが100%クリーンだ、などと言うつもりはない。が、これまでこのやり方でやってきたから、急にやめると困ったことになるからという理由で、国民に説明出来ない慣習を続けるのは、それこそ有権者に対する裏切りだと思う。まともな情報公開も出来なくて、どうやって政治に対する信頼を回復しようというのだろうか。どんなに苦しくても一人一人が「変える」努力をしなければ、問題の根を断つことは出来ない。ああ、今日は国会議員であることが、本当に嫌になった。
追伸:
午後12時30分から「対北朝鮮外交カードを考える会」第2回会合をやった。6名のメンバー全員が集合した。外務省の担当官を呼び、外為法改正の経緯と現状、諸外国の経済制裁法の概要について説明を受けた。経済制裁関連の法案(議員立法)は、2月上旬までに準備することになった。今国会への提出・成立を目指したい。