午前11時30分から党本部で行われた自民党国際局の会合に遅れて入った。党税制調査会の季節だけあって、各議員は所属部会や関係団体からの税制改正要望を受けて飛び回っている。国際局長の斉藤斗志二衆院議員以外、国会議員は誰も来ていなかった。




 しばらくすると党国際局主催の在日外交官との懇談会?が始まった。早めに到着した数名の若い外交官と名刺交換をやり、短い自己紹介だけやって次の会議に向かう。斉藤局長や党スタッフには申し訳ないと思いつつ、そこは税制や予算関係の会合が目白押しの時期。皆さん、ごめんなさい!




 断っておくが、自分はけして「ランク・コンシャス」(面会する相手のポストや格にこだわる)なタイプではない。アジアや欧米の大使館の若い書記官とは、よく参議院会館の事務所で会っている。自分の主催するセミナーに来てくれたり、プライベートで夕食を伴にする若手外交官もいないわけではない。しかしながら、与党の国会議員が各国大使館の一等書記官とか二等書記官を集めて、こんな風に意見交換することに何か意味があるのだろうか。(もちろん、彼等にとっては与党の政治家を知るいい機会かもしれないが。)




 どこかの大使館の意見が聞きたければ、国会議員として駐日大使か公使に約束を取って会いにいけばいい。どーも、こういう会合をセットしてしまうところに日本の「外交コンプレックス」があるような気がしてならない。もちろん、何か理由があって始まったことだろう。この会議にケチをつけるつもりはない。が、考えてみてほしい。米国や英国に駐在する日本大使館の書記官は、そんなに簡単に忙しい与党の政治家に会えるだろうか。最近旗色が悪いとはいえ、経済大国日本の政治家、特に与党の国会議員はそんなにヒマでもなければ、軽くもない。




 国際局次長に任命していただいた。斉藤局長は国際派だし、喜んでお手伝いさせていただこうと考えている。でも、このテの集まりには興味がない。ちなみに会合で会ったフランス大使館の一等書記官が、一度ぜひ事務所を訪ねたいと言っていた。喜んで(個人的に)時間を作るつもりだ。




 さて、本日は午前10時から参院本会議。11時過ぎに党本部9階の大会議室で行われた自民党群馬県女性部の「中央研修会」に顔を出した。10月の母の葬儀には、女性部のメンバーの方々も数多く参列していただいた。地元事務所に弔問に来ていただいた方々もいた。改めて葬儀のお礼を言い、ちょっとだけ政局に触れ、ついでに本の宣伝もさせてもらう。




 午後1時から4時まで国際問題調査会。今期のテーマ「東アジア経済の現状と展望」のうち、東アジアの通貨・金融危機の教訓と再発防止、東アジアのITについて議論した。政府側の説明を聞きながら、一瞬、意識を失いかけた。いかん、いかん。




 夜はその国際問題調査会の懇親会。参議院議長公邸の立食レセプションでしっかり夕食を取り、午後7時30分の会合へ。政策秘書の最終面接に向かう。本日をもって、新しい政策秘書を捜すというプロセスは完了。あー、結構大変だった。結果は次のレポートに書きます。