午前8時。経済財政部会に出席するため党本部へ。5分遅れて入ると、会議室は議員と官僚で満席の状態だった。机から離れた場所に用意された補助のイスに座る。テーマはエネルギー政策の変更だった。朝8時と8時半からの部会には朝食が出る。膝の上に乗せた箱弁当を食べながら、議論に耳を傾けた。あ、この体勢ではみそ汁がのめない。クッソー!

 午前9時20分から外交防衛委員会理事会。続けて10時から委員会。防衛庁の給与法について三時間の一般質疑を行った。相変わらず、石破防衛長官の答弁は説得力があった。これだけ自分の言葉でしゃべれる大臣って見たことがない。もともと自民党きっての防衛問題専門家であることに加え、委員会答弁のためにかなりきっちりと勉強しているらしい。こちらは筆頭理事という立場もあり、なかなか質問に立つ機会がない。そろそろ手を上げようと思っている。ミサイル防衛の問題に絞って、大臣と議論したいと考えている。

 午後2時30分。11月21日に正式発足する予定の自民・民主若手議員による勉強会(「政治文化を変える会」)有志6名で、後藤田正晴元衆院議員の事務所を訪ねた。自民党改革の歴史について話をうかがった。うーん。さすがはミスター政治改革。80歳を超えてなお、頭脳明晰。カミソリのような鋭さは変わらない。リベラルにして、超現実主義者だ。10回くらいは、目からウロコが落ちた感じだった。「政治には現実にカネがかかる。問題は政治家の節度と国民の意識だ」という一言が耳に残った。また、会っていただけるだろうか。

 夕方から、官僚のブリーフィングや新聞記者の取材を受ける。夜6時過ぎに武見敬三参院議員のセミナーへ。その後、「新しい政治プロジェクト」の二回目の戦略会議に向かった。