人生とはそんなにラクなものではない。人間は皆、挫折を経験する。挫折から学び、成長する人もいる。他方、自分の失敗を回りの人間や社会のせいにし、一種の現実逃避を図るタイプもいる。一度、逃げたらおしまいだ。ルーザー(敗者)のトラウマ(心の傷)を隠し、カッコイイ言いわけをしながら、結局、ずっと逃げ続けることになる。皆が、それぞれ「責任」と戦っている。問題に立ち向かう姿勢のない人間がどんなに言いつくろっても、すぐに見抜かれてしまう。世の中、それほど甘くない。

 政治は権力闘争以外の何ものでもない。いったん闘争心(ファイト)を失ったら、二度と立ち上がれない。自らの信念は、けして曲げてはいけない。どんなリスクがあっても、「やらねばならないこと」から逃げてはいけない。自分をごまかして後で後悔するくらいなら、正面からぶつかって敗れた方がずっとマシだ。政治家としても、人間としても、「逃げ続ける人生」だけはまっぴらゴメンだ。

 さて、本日は終日、前橋市の会社を回った。これでほぼ県内のサポーター企業を一巡。国会閉会中は、平日しか行けない会社関係の訪問を優先してきた。これからは、各地区ごとの後援会関係者回りへと段階を移すことになる。とりあえず、大票田の前橋から攻める作戦だ。

 夕方。前橋市内某ホテルのミニ会議室へ。7年前の最初の選挙でウグイス穣を務めてくれたYさんが自ら起こした会社の女性スタッフ三名と、お茶を飲みながら懇談した。司会、企画、研修の仕事を中心に県内で健闘しているベンチャー企業だ。新しい仕事のアイデアから政治や経済、昨今の社会現象にいたるまで、様々な話題で盛り上がった。三人とも爽やかでやる気にあふれた魅力的なビジネス・ウーマンだった。この会社、きっと競争を勝ち抜いて、進化していくに違いない。お互いに(夢をあきらめずに)頑張りましょう!

 東京駅から夜の会合に遅れて入る。ニューヨーク時代の友人たち(若手官僚、国連職員等)が、某国連機関の日本事務所代表になった妻の就任祝い?をやってくれた。懐かしいなあ、ニューヨーク。今度会えるのはいつのことになるだろう。