レポート「知事選?まさか。」は、ちょっとだけ内容を修正しました。また、改めて読んでみてください。それにしても(エッセイを読み返してみると)、漢字や助詞の間違いが多い。文章も、いまひとつこなれていない。短い時間で、急いで書いているせいだ。そこは、大目に見てください。

 夜、ニューヨークにいる国連時代の上司と電話で話した。小泉総理が、滞在中に国連に勤務する日本人スタッフの代表(15、6名)と懇談の機会を設けてくれたとのこと。総理の最初の挨拶の中に、「国際公務員としての皆さんの仕事がいかに大変かは、山本一太夫妻から、よく聞いています」という主旨の話があったらしい。国連側から発言の口火を切った元上司が、「実は山本君は私の下でやっておりました。まさか、国会議員になるとは思いませんでしたが...」と言うと、小泉さんはニッコリしていたそうだ。

 総理のこの気配りは、本当に嬉しかった。一見ドライに見える小泉総理だが、実はこうした細かい心遣いをする人なんです。「オレの子分なんだから面倒見てやる」というのとはちょっと違う。押しつけがましくない、さりげない優しさ。昔、森政権の時代に、総理の近くで、直接他の議員の悪口を言っていたとかいう思慮のない政治家のエピソードを思い出した。小泉さんはこのタイプと全く対局にある。「決死隊」のところでも書いた覚えがあるが、小泉さんが個人的に誰かを中傷するのをほとんど聞いたことがない。他の政治家の言動や手法自体に切れることはあっても。

 今日は、遊説カー「一太号」で出陣。桐生市を中心に遊説・街頭演説を行った。桐生市の某デパート前に車を止めて、演説した。次第に言葉に熱がこもってくる。30分を過ぎたあたりから、立ち止まったり、近くのベンチに座って耳を傾けてくれる聴衆が出現した。演説を終えて頭を下げると、小さな拍手が起った。時代や政治状況が変わっても、やはり政治活動の原点は「辻説法」だ。