朝の新幹線で地元に入る。高崎市を中心に遊説、街頭演説をやった。「音楽遊説」の実験成果はまずまずといったところだ。




 夜、東京に戻ってTVをつけると、英国のベンチャー企業「バージン・レコード」社長のリチャード・ブランソンが熱っぽく語っていた。




 「日本経済を立て直す唯一の方法は、規制緩和をすすめて小さな企業をより多く作り出すことだ。なぜなら、経済を発展させるのはこうした小くて元気のある企業だから。政府が健全な競争を促すことが重要なんだ。」とコメントしていた。学歴社会のイギリスにあって、高卒でベンチャー企業家の雄となったブランソンの言葉には説得力がある。




 さて、今日の街頭演説では、政治とカネの問題について熱弁を振るってきた。もちろん話の中心は、自民・民主の若手4人による今回の政治資金収支公開についてだった。




 4人の政治活動や資金の流れについての情報、公開の目的や共通の思いは、昨日発売になった月刊誌「論座」の特集「新しい政治文化を作りたい」に収められている。そこは政治家らしく?「ぜひ近くの本屋で購入してください!」という宣伝も忘れずにつけ加えておいた。




 デパートの前の演説を終え、立ち止まって耳を傾けてくれた50歳前後の女性と握手する。「頑張ってください。山本さんの言うように、私たち国民にも責任のある話ですよね。応援してますから...」と声をかけられた。




 政治家だけがいくら頑張っても、政治の古い体質や意識を変えることは出来ない。政治文化を変えるというのは、政治家と有権者の共同作業に他ならない。




 気がつけば午前1時過ぎ。この続きは、「その4」で。