(※掲載順が前後します。)

 午前8時30分。自民党本部で行われた群馬県選出の国会議員・県会議員合同会議に出席。笹川尭県連会長の留任が、この場で正式に決まった。久々に顔を合わせた若手県議が、「一太さん、先週のサンデープロジェクト見ました。政治資金や企業献金を透明にするのはいいけど、地方議員の立場をちゃんと考えてないですよ、あの議論は!」と憤慨していた。そう言えば、個々の政治家の政治資金団体への企業の政治献金を禁止した際にも、地方議員のケースにどう対応するのかが議論になっていた。

 昨年の参院選挙で山本選対の企画部長として奮闘してくれたこの同世代の県議とは、近いうちに、いろんなことをゆっくり話したいと考えていた。早速、議員会館の秘書に日程調整を指示する。自民党県議の立場から見た「政治とカネの在り方」について、じっくり意見をうかがいたいと思う。

 昼。民主党参議院議員の松井孝治氏とランチを食べた。昨年の選挙で初当選を果たした松井氏の実家は、京都の旅館。旅館の息子同士だからというわけではないが、新進気鋭の元通産官僚で政策通の呼び声高い松井議員とは、一度、ゆっくり会いたいと思っていた。論理的で知性的。人柄もいい。松井議員を含む5名の民主党若手(政策フロンティアの会)が雑誌「論座」に投稿した論文は、とても面白かった。「政策フロンティアの会」の主要メンバーである浅尾慶一郎議員とは、これまで共著で3つの論文を発表している仲。浅尾慶ちゃんも含め、与野党の新世代で一回飲もうということになった。

 午後5時。武見敬三氏が座長、前原誠二氏が幹事長を務める超党派の安保議員連盟の世話人会に出席した。衆議院の特別委員会で連日、有事法制が議論されている状況を受け、この議連の役割も改めて見直す必要がありそうだ。自民党からは、石破茂氏や米田健三氏といった自民党国防族のニューリーダーも、世話人会の主要メンバーになっている。この二人、実は衆院特別委員会の理事でもある。考えてみると、この会合、そのまま有事法制の与野党協議になってもおかしくないフォーメーションだ。

 午後7時から、自民党外交部会に設けられた外務省改革小委員会(茂木敏充委員長)主催の懇親会。一時間ほど遅れて到着し、しっかり腹ごしらえをさせてもらった。ふと気がつくと、経世会(平成研)3名と森派1名という状況。ふむ、ふむ。101名の大派閥を維持していくためには、見えないところで、いろいろな苦労があるようだ。とにかく、政治家ってみんな凄くワガママなんです。