夜10時。東京に戻ってTVをつけると、BSで演歌歌手の石川さゆりが歌っていた。相変わらず、うまいのなんの。表情も手の動きも完璧。もちろん、ロックもラップ・ミュージックも好きだけど、最近、こういうタイプの歌が心にしみるようになった。やっぱり、年をとったせいだろうか。皆さん、石川さゆりの新曲「転がる石」って聴いたことありますか。しびれちゃうほど、カッコイイ「うた」です。




 熱いお茶を飲みながら、頭の中で本日のエピソードを振り返ってみる。行動範囲の広い一日だった。午前中は、東京駅から湘南電車で平塚へ向かう。河野太郎議員から頼まれていた平塚市自民党支部の総会に出席。集まった120名ほどの参加者を前に、約50分の講演を行なった。現在入院中の太郎氏の回復は順調で、思ったより早く政務に復帰出来る見込みのようだ。が、あまり無理をせず、しっかり体調を整えてから出てきてほしいと思う。(河野洋平氏も、一足遅れてカムバックされるはずだ。)




 講演では、太郎ちゃんの話を交えながら「改革」の現状や展望について持論を展開した。盟友、河野議員の地元。本人不在ということもあり、魂をこめて一生懸命やった。気がつくと、小泉総理、鈴木宗男代議士はもちろん、不完全な亀井静香氏のモノマネまで披露。講演後の質疑応答では、出席者の要望に答えて、オリジナル曲まで歌う大サービスだった。帰りの電車の中でちょっとの間、自己嫌悪に陥ったが、これも河野代議士夫妻のため。とにかく、少しでも役に立てて良かった。




 自民党平塚支部の党員というより、ほとんど河野太郎後援会のメンバーという印象を受けた。「私が言うのもなんですが、代議士は地元ではすごく好かれていると思います。場所によっては、かおり夫人のほうが人気あるかなあ。」平塚駅まで送ってくれた河野太郎事務所の若い秘書が、嬉しそうに話していた。




 太郎&かおりちゃん。まあ、あせらず静養してください。代理でもすむ会合やイベントだったら、私が引き受けましょう。太郎氏が退院したら、二人一緒に地元の草津温泉(薬のいで湯)に招いて、2、3日ゆっくり「湯治」してもらおうと考えている。