午前8時。川口外相の下に作られた「外交を考える会」の主要メンバーであるオリックス会長の宮内義彦氏、朝日新聞の船橋洋一氏との意見交換会に出席。それぞれ日本を代表する経済人、ジャーナリストの一人だ。こちら側のメンバーは、参院外交防衛委員会の武見敬三委員長、民主党筆頭理事の木俣佳丈氏、そして山本一太の三人だった。午前8時30分から国会対策委員会(全体会議)が急きょ入ったため、10分ほどで退出しなければならなくなった。残念!

 国会対策委員会を終え、そのまま国対の部屋でパソコンを開く。昼に予定されている外交防衛委員会の理事懇談会まで、この部屋で待機しながら、担当委員会の運営等について必要な調整を行うといういつものパターンだ。午前11時から「公営カジノを考える会」、午後からは行政改革政策金融委員会や党青年局中央常任委員会といった日程が続く。本日採決予定の参院予算委員会の採決を待って参院本会議。所要時間は確か1時間40分ほどだったと記憶している。

 外交と言えば、昨日の読売新聞夕刊に、河野洋平元外務大臣が4月に肝臓の大手術をする予定であると報じられていた。河野洋平氏には、99年から2000年にかけて一年近く政務次官としてお仕えをし、ご指導をいただいた。亡くなった親父さんも肝臓のトラブルを抱えていたので、とても人ごととは思えない。長男である河野太郎衆院議員やかおり夫人をはじめ、ご家族の心労ははかり知れないものがあるだろう。友人として何も出来ることがないのはつらいところ。万一、太郎ちゃんが入院するような事態になったら(それも心配だが)、せめて何かの会合の代理くらいはつとめさせてもらおうと思っている。

 今考えてみると、外務省でチームを組ませていただいていた際も、河野大臣はすでに病魔と戦っておられたに違いない。そんな様子はおくびにも出さず、国内外を勢力的に飛び回っておられた。さすがは一貫して首相候補と言われ続けてきたベテラン政治家にして、自民党リベラルの象徴。並の精神力ではない。だから、きっとこのピンチを乗り切ってカムバックされることを確信している。とにかく、外務大臣の時のようなファイトで頑張ってください!一日も早いご回復を心からお祈り申し上げます。