休日(21日)と週末の間の金曜日ということで、国会も比較的静かな状態。出来れば朝から地元に入って「企業の挨拶回り」をしたいところだったが、国会対策の件でいくつか気になることもあって、国会対策委員会の部屋に顔を出す。地元に戻っている民主党の理事等に電話をかけ、先の予算委員会で野党側から要求のあった資料の取り扱い等について、矢野筆頭副委員長と打ち合わせる。午後からは、外務省等のブリーフィングを受ける予定だ。

 TVのニュースで、小泉総理と金大中大統領の日韓首脳会談の様子を報じている。小泉さんも参加する夜のイベント(日韓若手アーティスト共演)には、森元総理をはじめとする日韓議員連盟のメンバーも出席するらしい。参議院からは、同僚の小林温議員も日韓議員連盟のメンバーとして、ソウルにくっついていった。そういえば、同郷の中曽根弘文元文部大臣や小渕優子衆院議員もこのレセプションに参加する、と地元紙が報道していた。もちろん、韓国通の山本一太にもお誘いがかかりました。残念ながら、国会対策副委員長として、国会開会中に日本を離れるわけにはいかない。あーあ、行きたかったなあ。

 昨晩、夜9時から2時間。タレントの北野誠氏がパーソナリティーを務めるTBSのラジオ番組「北野誠世紀の雑談」の収録を行った。民主党の前原誠司衆院議員と3人で、鈴木宗男氏をめぐる疑惑、小泉改革の展望、日本経済再生の処方せん等について、思う存分(ほとんどノンストップで)議論をさせてもらった。

 北野誠氏は、コテコテの関西人。関東地域では、TV番組「トゥナイト」のイメージが強いが、関西でも数多いレギュラー番組を持つ売れっ子のタレントだ。実際に会ってみるとかなりのインテリ。特に、北野氏と竹内義和氏(コラムニスト&メディア・プロデューサー)がパーソナリティーを務めるカリスマ的なラジオ番組「サイキック」は、関西地域で異常ともいえる聴取率を誇っている。

 この二人が書いた「おまえが言うな!」という過激な本が、かなりのヒットになった。この手の本の第二弾を作ろうという話になり、今度は若手政治家をゲストに、本音のトークをやってみようという企画になった。その人選にかかわったのが、両氏の友人であり、「部長島耕作」の原作者でもある漫画家の弘兼憲史氏。弘兼氏は人気漫画家であると同時に、政治や経済についても一家言を持った論客。「加治隆介の議」という政治マンガも執筆している。

 その弘兼氏の呼びかけで集まったのが、民主党幹事長代理の前原誠司氏、対談の後で横浜市長選に出馬表明した無所属の中田宏氏、自民党の山本一太という3人だった。北野&竹内vs若手議員という数時間の対談をもとに、近く「お前が言え!」という本として出版されることになった。自民党幹部からお叱りを受ける部分もありそうだが、近所の書店で見かけたら、手に取ってみてください。

 そんな経過があって、山本・前原というコンビで、北野氏のながーいラジオ番組「世紀の雑談」に出演することになったというわけ。もう一人の中田氏は、横浜市長選のため、当然のことながら来れなかった。番組収録後、スタジオまで足を運んでくれた弘兼氏と久々に夜の街へ。北朝鮮問題から夫婦のあり方にいたるまで、大いに盛り上がった。

 そういえば、昨晩はまさに「ラジオの日」だった。TBSのスタジオに入る前にも、夜7時からラジオ短波で「新世代総理宣言」総集編の収録を行う。これまでセミナーに登場してくれた18人のゲストの国家ビジョンを振り返りながら、アシスタントの武田あかり氏と、一人一人の政策や人柄についてコメント。次世代の総理候補30人の国家ビジョンをずらりと並べたら、この国の未来図がきっと見えてくるに違いない。

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