午前中は東京日程。数十年ぶり?に後楽園遊園地に行く。午前11時から「百獣戦隊ガオ・レンジャー」のショーを観た。もちろん、遊びに行ったわけではない。自民党の若手議員を集めて間もなく立ち上げる予定の「特撮文化振興議員連盟」を代表しての「視察」だった。
仮面ライダーから始まったこの種の「変身もの」は、一年で一つのシリーズが終わり、次の番組に変わっていくというサイクルになっているらしい。特にこの3月で終了したTV番組「百獣戦隊ガオ・レンジャー」は、3ー5歳の子供達の間で50%以上という驚異的視聴率を誇る「お化け」番組だった。
噂には聞いていたが、この後楽園遊園地での「ガオ・レンジャー・ショー」は、とにかく凄い人気。なにしろ、あと数回でガオ・レンジャー・ショー自体がジ・エンド(おしまい)になってしまうということで、さらに拍車がかかっているようだ。10時30分の開場と同時に、子供連れの夫婦から、ガオ・レンジャー役の若手俳優を追いかけている女性、若いカップル等がなだれ込んでくる。1200人以上を収容する野外ステージの観客席はあっという間に超満員に膨れ上がった。
多い時は、一日5回以上やることもあるというこの週末の超人気イベント、単なる「子供向けのショー」というだけでは片づけられない「何か」がある。脚本(ストーリー)がしっかりしていることはもちろん、目の前で展開されるアクションもかなり高度だ。
このショーを観るために、地方から泊まりがけで東京にやってくる家族連れも多いらしい。経済効果もかなりのもの。ガオ・レンジャーや敵の怪人達の一挙一動に熱い視線を注ぎ、歓声を上げる子供達の反応を見ながら、改めて、こうした「ヒーローもの」が子供に与える圧倒的な影響力を目の当たりにした。それにしても、政治家がヒーローになれるのはいつの日か。
ショーが終わるや否や楽屋にかけつけ、ガオ・レンジャーを演ずる若手俳優達に挨拶。実は6人のレンジャーのうち、3人(ブラック、シルバー、レッド)とはすでに面識がある。今回は、はじめて6人のヒーローすべてと言葉を交わすことが出来た。6人とも、明るくてとても感じのいい青年だ。(そうそう、ホワイトは美少女でした。)ガオ卒業後も、それぞれの「夢」に向かって頑張ってほしい。今後、文化交流や文化発信というものが、日本外交の中で果たす役割はますます大きくなるだろう。「特撮文化」は、特にアジアの若者の心をがっちりとつかんだ日本のポップ・カルチャー(Jーポップやアニメーションといった若者文化)の一部になり得る。そのことを確信した30分だった。
ショーの会場を出て、水道橋の駅に向かって走る。お茶の水で乗りかえて東京駅へ。予定通り、午後12時10分の新幹線をつかまえた。
午後から群馬県赤城村を回る。時間は3時間ちょっとと短かったが、後援会の会長代行と幹事長が案内についてくれた。訪問先の自宅に一切上がり込むこともなく、みっちり支援者の挨拶回りをした。
選挙の基本はとにかく一人でも多くの有権者に、直接会うこと。市の商工会や農協の会合、祝賀会や講演会でも、他の議員の後援会の集まりでも、呼ばれた時には、出来るだけすべてのテーブルを回って出席者一人一人に話しかけ、握手することにしている。政治家の中には、単に会合に顔を見せたり、地域の幹部を集めて自己満足している「感性の鈍い」議員もいるが、こういうタイプは例外なく選挙が弱い。個人が自らの判断で物事を決める独立自尊の時代。一人の有権者に名前を書いてもらうことがいかに大変なことか。それを本能的に感じることが出来るのは、きっと政治家DNAのおかげだと思っている。
夜の新幹線で東京に戻る。来週の月曜日からアフガニスタンに出張する予定の妻が、コンピューターの手を休めて、美味しい夕食を作ってくれた。特に「豆腐の味噌汁」は絶品でした。