水上町の会合をすませ、高崎駅から夜の新幹線に飛び乗った。駅前で買ったホカホカ弁当(鳥のから揚げととん汁)でエネルギーを補給。この型「たにがわ号」は結構揺れる。




 政治家というものは当選を重ね、年をとってくるとそれなりに知名度や実力がついてくる。長老政治家の域に達した時、おおむね二つのタイプに分かれると言っていいだろう。ひとつは、知識、経験が豊富で、バランス感覚をもったいわゆる「叡智を持ったベテラン」。こういう政治家は懐が深く、次世代を育てようという気持ちを持っている人が多い。もう一つは、悪知恵ばかり発達し、恫喝的手法によって腕力は強いが、人望の乏しい「黒幕と呼ばれる老害」。このタイプは、だいたい嫉妬深く、世代交代を阻もうとする。




 不思議なことだが、前者のタイプの政治家は年齢とともに、穏やかで深みのある「表情」になっていく。一方、後者はTVの時代劇に出てくる悪代官のような人相の人物が圧倒的。なるほど、人間性というのは顔ににじみ出るものだ。




 もし、この先ずっと政治を続けるようなことがあれば、若い世代の政治家にどんどんチャンスを与え、彼らを育てていけるような寛容さを持ったベテランの叡智になりたいもんだ。自分より16歳若い小渕優子代議士の後援会新年会で挨拶をしながら、つくづくそう思った。自民党唯一の20代の衆院議員である優子さんには、もっと我侭に、のびのびと政治活動をさせてあげたいと思ってしまう。とにかく、バッチリ応援します!