気がつけば木曜日。今週も、セミナー「新世代総理宣言」の日がやってきた。それにしても一週間なんてあっという間に過ぎてしまうもんだ。今晩のゲストは自民党の石破茂衆院議員だった。安全保障の分野では党を代表する論客。バレンタイン・デーと重なったこともあり、参加者の人数はいつもよりやや少ない感じだったが、石破さんの理路整然とした骨太の安保政策や憲法改正の議論には会場全体を引き込むような魅力があった。さすがは官僚や学者と対等に議論出来る知識と見識を持った数少ない政策通。これからも政治家としての「王道」を歩んでください。そうそう、学生時代にキャンパスで一目惚れして以来、8年間の歳月をかけて射止めた素敵な奥様を大切に。




 昨日の英字紙「ジャパン・タイムズ」の一面に日韓若手議員交流の記事が写真入りで掲載された。午前中、その記事を読んだという駐日フランス大使館の政治担当一等書記官と仏大使館に出向中の若い研究者が早速、議員会館の部屋を訪ねてきた。今後の日韓関係、中国問題、日米安保のあり方、東アジアの安全保障等について意見交換を行う。外務政務次官時代に現役の若手外務官僚を集めて「ディプロマッツ」というロックバンドを結成。「外交をより身近なものに」というスローガンのもと、オリジナル曲をひっさげて、様々なタウンミーティングで、また外国人記者クラブやシンガポール大使館等で行ったライブ・コンサートは、在京の外交官の間でかなり有名だったことも判明する。




 午前11時30分。全日空ホテルの和食レストランで駐日パキスタン大使らと昼食。参院自民党の同僚である大仁田厚氏と松山政司氏も同席。実はこの会合、今月下旬にパキスタンとアフガニスタンを訪れる予定の大仁田・松山チームのために山本一太がアレンジした昼食会だった。大仁田さんから今回の訪問の目的やアフガン復興に対する熱い思いが語られる。カブールに若者や子供のための交流センターを作りたいと思っていること。可能ならパキスタンのキャンプにいる難民の子供達を日本に招待したいこと等についてパキスタン大使の協力を要請。大使からも「出来る限りの協力を惜しまない」という心強い言葉があった。




 午後1時から党本部の国家戦略本部ビジョン策定委員会へ。塩崎恭久衆院議員を座長とするグループが手がけた小泉ビジョン(「政治プロセス」)の提言について引き続きの議論が行われた。最初の発言の後、参院自民党の国対から携帯に連絡が入る。午後1時30分からの「迷惑メール法案」の打ち合わせに至急急行せよという命令。早々とビジョン委員会を抜け出し、国会議事堂内にある自民党国対の部屋にむかって全力疾走した。(胸から心臓が飛び出しそうだった。) 国対、政審、幹事長室の幹部が集まり、この件について改めて参院の議員立法を主張していくこと(結束していくこと)を再確認。




 午後3時。衆議院第二議員会館4階の小渕優子議員の事務所に河野、小林、山本の三名の議員が集合。小渕代議士から(前日に配布した)日韓新世代議員を対象とした意識調査アンケートを回収する。日韓両国の若手議員(30代、40代)の中からそれぞれ50名を選び、回収率100%を目指す。名前や政党の記述は求めない。当選回数と年齢00代というデータだけは含めようということになった。「でも、私の場合だけは誰だかすぐにばれちゃいますよね。当選回数一回で20代って一人だけだもの…。」と優子さん。うーん。ま、大丈夫でしょう。




 午後4時。今国会に提出予定の各種条約について外務省よりブリーフィング。さらに午後5時から外務省北東アジア課との打ち合わせ。「議員交流」は議員同士のイニシャティブで行うのが当然。それはともかくとして、通関手続きのサポート等、必要最低限の協力については駐韓日本大使館にお願いしたいと考えている。訪韓と言えば、新藤義孝衆院議員の参加が決まった。これで日本側10名(世耕弘成氏がOKなら11名)の顔ぶれが決定した。




 セミナーの後、ボランティア戦略スタッフと美味しい手造りケーキを食べながら懇談。家に戻ったのは12時過ぎだった。おっと、また午前2時を回ってしまった…もう休まなアカン!