夜10時30分から11時30分まで、TBSラジオ「アクセス」に出演し、12時ちょっと前に帰宅。今回のテーマは「ODAは政府主導で行うべきか、それともNGOが中心になるべきか」というもの。パーソナリティーの崔洋一氏(映画監督)、ナビゲーターの麻木久仁子さんとともに、リスナーからの質問に答える。(この二人に会えただけでも出演したかいがありました。)




 番組スタッフが事前に行ったインタビューやアンケートによれば、8割近くが「政府は信用できない。NGOが援助を主導すべき」と回答したとのこと。もっともこの結果には、ピース・ウインズ・ジャパン(NGO)代表の大西氏がアフガニスタン復興支援国会合への出席を一時拒否された事件の影響もかなりありそうだ。ところが、アクセスしてきたリスナーの多くが、「NGOの熱意はわかるが、能力的に不安」とか、「政府主導であるべき。暴走を懸念する」といった意見だった。実際は、国民の間でもまだまだNGOに対する評価、認識は固まっていないようだ。




 日本政府がODA(政府開発援助)を実施するにあたり、NGOとの連携、支援、対話を強化していかねばならないことは、国際社会のトレンドから言っても当然のこと。政府や国民のNGOに対する意識が変わり、同時にNGO自身がより成熟していく過程を経てはじめて、「対等なパートナーシップ」が生まれてくるのかもしれない。




 明日も朝の新幹線で地元に入る予定。そろそろ、休むことにします。