ソウルにいるジャーナリストの友人からのメールと外務省北東アジア課の韓国担当からの留守電がほぼ同時に届いていた。




 先日、赤坂の焼肉屋で取材を受けた「日韓若手議員対談」(山本一太&河野太郎vsキム・ミンソク&ウォン・ヒリョン)が、朝鮮日報の一面にでかでかと掲載されているという知らせだった。




 キム議員、ウォン議員ともに38歳。それぞれ、与党新千年民主党、野党ハンナラ党の若手を代表するスーパーエース。(10年、20年後の大統領と言われる人材だ。)しかも朝鮮日報は韓国で最も影響力のあるマスコミ。この対談って、将来ものすごく価値のあるものになるだろう。というか、日韓若手議員交流に力を注いできた自分にとって、最高の記念。早速、一部送ってもらうことにした。(家宝?として大切にしまっておきます。)




 韓国といえば、2月23日、24日に予定している若手議員交流の日本側メンバー(約10名)が固まりつつある。今回は、最大野党ハンナラ党若手グループ(未来連帯)とのソウルにおけるはじめての交流。韓国側の窓口は、前出のウォン・ヒリョン議員。韓国政界の新しい波といわれる386世代(30代、60年以後に誕生、80年代に大学に通った世代)のエース的存在だ。




 これまで決定したメンバーは、与党新千年民主党との若手議員交流軍団(「バクダン」)の創設メンバーでもある河野太郎衆院議員と馳浩衆院議員。森前総理の私的外交アドバイザーも務めていた小林温参院議員、某新聞に「ビーナス議員」の一人として紹介されていた有村浩子参院議員、新進気鋭の後藤田正純衆院議員。外交DNAをもった爽やかな愛知二郎参院議員。(山本一太を除き、ここまで全員30代です。)




 現在、前向きに検討中という回答をもらっているのが、ピカピカの一年生で20代の小渕優子衆院議員。先の党総裁選挙で男をあげた大村秀章衆院議員、「ばくたれ・がほんずの会」(説明省略)を主宰する木村太郎衆院議員、女性週刊誌の「代議士は顔がいのち」シリーズで取り上げられた野上孝太郎参院議員、一年生ながらお腹のすわった谷本龍衆院議員といった面々にも声をかけている。「バクダン・グループ」の創始者の一人でもある大村氏は、日韓議員サッカーでも日本側の主力選手。当日はサッカーの練習と重なっているらしい。大村さん、行こうよ!木村さんは防衛政務官だからちょっと難しいかもしれない。




 韓国側はハンナラ党の若手軍団「未来連帯」のメンバー。バリバリの10名を選りすぐって待ち受けている。日韓関係全般(自由貿易協定、安全保障、中国問題、東アジアの将来展望、参政権問題等々…)について、いつも通り具体的で、かつ本音の議論を交わすことになるだろう。自民党最大の議連の一つである「日韓議員連盟」という枠組みはもちろん大切にしなければならない。(私自身もメンバーです。)しかしながら、こうした率直な政策論争と「バクダン酒」を通じた裸のつきあいがなければ、真の信頼関係は生まれない。日韓の未来を背負っていく次世代の議員同士の交流だからこそ、意味があるのだと思っている。ここ数年間、仲間と一緒に作ってきた韓国若手議員とのネットワークは、後藤田さんや小渕優子さんといった新世代のグループにしっかり引き継いでもらいたい。




 お、朝鮮日報の記事のコピーがたった今、入ってきました。一面に大きな囲み記事プラス4人の写真。さらに9面のすべてを割いた対談記事。うーん、ちょっとばかし感動しちゃいました!