今朝のレポートで、「アフガ二スタン復興支援国会合」への特定のNGO団体の出席を一時拒否したのは外務省当局の稚拙な判断だった、と書いた。誤解のないようにもう少し書き足したい。外務省をかばうわけではないが、政府内にもNGOとの連携を熱心にすすめてきた外務官僚は結構いる。たとえば、現在も浪人中の元官房長などは、連日NGO関係者と連絡を取り、個人的にもかなり親交を深めていたようだ。




 今回の事件はそうした地道な努力の積み重ねをいっぺんに崩壊させた。「やはり外務省はNGOとの協力に対して後ろ向き」(一部事実ではあるが)という印象を国民に植えつけてしまったこと。これが罪深い。外務省の一部から、時々「大西氏は生意気なヤツだ」という声が聞こえてくる。個人的には知らないが、河野太郎氏なんかの話によれば「行動力のある人物」であることは確かなようだ。だいたい政府の方針をハイハイなんて素直に聞くようなタイプの人間にNGOなんてつとまらないでしょう。




 「生意気」という言葉が出てくること自体、政府のNGOに対する意識が変わっていない(一段、低く見ている)ということを示している。




 もちろん、NGO側にも問題がないわけではない。組織の運営やスタッフの能力等についてもまだまだ未成熟な点が多く、国のサポートに頼る側面が大きい。こうした状況の中で、いかに政府と協力関係を維持し、しかも一定の距離を保った口先だけでない「対等のパートナーシップ」を作っていけるか。これがNGOにとっての最大の課題だろう。




 さて、首相官邸の官房副長官室で安倍晋三氏を待っていると、下村博文衆院議員から携帯に連絡が入る。「水野賢一さんが外務政務官になって、党の青年局長のポストが空いた。山本さんがよければ、元青年局長として強く推薦したいんだけど」という話だった。




 実はこの一件には伏線がある。一昨年、現在参院自民党国会対策委員長を務める鴻池氏(当時、筆頭副幹事長)から電話があって、「青年局長に決まったから受けてくれ」という連絡をいただいた。ところが、その後衆議院サイドから、「青年局長はやはり衆議院議員で」という意見が出されたらしい。衆議院側から青年局長候補として出てきたのが、なんと同じグループの下村博文氏だった。




 律儀な下村さんからやはり電話があり、「申し訳ない」「いや、下村さんなら適任ですよ」とお譲りをした。その際、森派の某氏から、「前半は下村さん、後半はあなたが青年局長をやることで調整がついたから…」という話があったので、「いやあ、内閣もいつ変わるかわからないし、そんなこと気にしないでください」と答えたのを覚えている。その意味で、予備選の青年局試案をまとめるなど、その後の下村局長の活躍は嬉しかった。




 自民党青年局長はレコード大賞新人賞みたいなもんで、一回しかチャンスが回ってこないポスト。党の5局長の一人として総務会にも出席が認められるようになってから、特に人気が高い。国会対策副委員長(筆頭)で温情派の矢野哲郎氏に相談したら、「うーん。あんた適任だし、やらせてやりたいけど、国対がなあ…」という返事。いろいろ考えた末、残念ながら辞退することに決めた。くっそー!外務政務次官ではないが、このポスト(筋斗雲と如意棒)があれば必ず「ミニ孫悟空」になれたのに!まあ、いっか。この間の青年局の会合で、「新人賞みたいなもんなんだから、青年局長は30代にやらせるべきだ!」とか、「派閥のリストではなく、全国(各県)の青年局長・部長による直接の選挙で選んだらどうだろうか?」発言したばかり、でした。




 それにしても、下村博文氏の友情は嬉しかった。来週の「新世代総理宣言」セミナー、よろしくお願いします。




追伸:ところで、今日(明日?)の「朝まで生テレビ」に出演します。