朝起きて地元の新聞を広げると、一面の囲み記事で「新世代総理宣言」セミナーが取り上げられていた。昨年末に取材に訪れた東京支局の記者が頑張ってくれたようだ。年始に掲載されなかったのですっかり「ボツ」だと思っていただけに、嬉しい。地元紙といっても、群馬県では最大の部数を誇るリーディング・ペーパー。「セミナー&ラジオ番組」も明日(17日)でいよいよ10回目をむかえる。ある程度、軌道に乗ってきたところでいよいよこのプロジェクトを内外に発信していこうと考えていた矢先。最初のステップとしてはまずまずといったところだ。




 記事は、「山本一太氏が企画、司会を務める政治セミナーが話題に」という切り口。このセミナーがそのまま短波放送の週一回の番組として全国放送されていることや、番組で使われている曲がすべて「山本一太オリジナル」であることなども紹介。「このセミナーのゲストの中から必ず次の総理が出る」という一太コメントが、石原のぶてる行革大臣(最初のゲスト)とのツーショット写真とともに添えられていた。




 この記事に現れなかったセミナーの「真の目的」は、一言でいうと、日本政界の新世代リーダー達(30代、40代)の国家ビジョンや政治哲学を内外にメッセージとして発信し、日本に「40代総理」を誕生させる小さな流れを作り出すことだ。ラジオはもとより、CS放送や活字メディア、日英のホームページ等を駆使して、30人の新世代首相候補「Future Leaderof JAPAN 30」を世界に対して「売り込む」ことを目論んでいる。




 小泉総理の改革が万一頓挫するようなことがあれば、中二階は吹っ飛ばして一気に我々の世代から首相候補を擁立する(政権を獲る)しか、改革を貫き、日本を再生させる方法はない。そう思いつめてしまうくらい、この国は危機的状況にあると思う。山本戦略は、セミナーをプレイアップしていくと同時に、「新世代総理を待望する」という論文の発表と5枚目のオリジナルCD「新世代総理宣言」(若手有志議員によるラップ)の製作を同時並行的にすすめるというもの。この三点セットでなんとか「世代交代」の流れを加速させたいと考えている。(もちろん、そんな簡単にはいかないと思うが…。)




 さて、昨日の「BSE(牛海綿状脳症)危機突破集会」を受け、本日は朝から宮城村に入る。500頭の肉牛を育てている地元の後援会長の案内で、山本後援会幹部の自宅を回った。BSE感染の牛はすべて「老廃牛(乳牛)」であるにもかかわらず、肉牛の値段は一時の4分の1から5分の1に急落。生産農家の状況は予想以上に深刻だ。たとえ価格が戻ったとしても、しばらくは何らかの経営支援が必要だろう。




 夜の新幹線で東京に戻り、六本木の会合へ。大村秀章氏(前経済産業省政務官)の慰労という主旨で集まっていた外資系金融機関のビジネスマン、経済産業省の若手官僚等と「小泉改革」について激論。二人とも新進気鋭の論客。いい刺激を受けた。




 明日も朝一番の新幹線で高崎に入り、終日地元の挨拶回りを予定している。夜は東京に戻り、8時30分からの「新世代総理宣言セミナーNO.10」に滑り込むことになっている。ゲストの安倍晋三官房副長官とのトークが楽しみだ。