高崎の仲間との打合せを終え、先ほど帰宅。ネット戦略について相談するため、急遽集まってもらった。久々に選挙以外の話題も出て、気がつけば夜の11時半。少し疲れ気味ではあったが、楽しい時間だった。




 昨日、大胡町のある男性から、「勝手連」による応援のページを作らせて欲しいというメールをもらう。今月下旬には、妙義町のあたりで、やはりボランティアの有志による「山本一太・ホームページ」が立ち上がるらしい。どちらかといえば、こういうのって無党派候補の専売特許みたいなもの。「普通の自民党議員にはあまり起きない現象だよな」と誰かが言っていた。喜んでいいものか。




 さて、今日の移動距離もハンパではない。前橋市の挨拶回り、税理士会の会合、そして館林市某県議のゴルフ・コンペ表彰式、、7月の選挙を共に戦う同僚の釜本参議院議員を励ます会等々…。連日、故郷を駆け回り、「ディスカバー群馬」(上州再発見)を経験している。自然は豊かだし、温泉も多いし、人は親切だし…やっぱり、いいなあ。ほのぼの群馬県!




 さて、地元の将来について思いをはせながらも、心を離れないことが一つ。それは外務省のゴタゴタ(マッキー旋風)と日韓関係。数年前から「日韓の若手議員交流」に、日本側の窓口として力を注いできた。日本チームは、河野太郎氏、馳浩氏、大村秀章氏、石崎岳氏(浪人中)、野田聖子氏(前回より参加)といった元気印の代議士プラス山本参議院議員。韓国側も30代、40代の次代を担うエースばかり。キム・ミンソク議員やパク・クネ議員といった若手スター(将来の大統領候補)もいる。




 昨年から今年にかけて、雑誌「選択」の「日米往復書簡」というコーナーで、外交問題のリレーエッセイに参加した。メンバーは、米国ジョージワシントン大学教授のマイク・モチヅキ氏、ブルッキングス研究所のオヘンロン上級研究員、民主党党首の鳩山由紀夫氏、そして山本一太(why山本?)だった。「集団的自衛権」「ミサイル防衛システム」「日米韓の協調」をテーマに幾つかの小論文?を発表し、数ヶ月前に無事リタイヤした。




 最後のエッセイで、「日本、韓国との同盟関係を重視するブッシュ政権下では、日米韓の協調が必然的に強化されると思われがち。しかし、三国の間には様々な火種が存在する」と書いた。悪い予感は見事的中。金大中政権とともに始まった「日韓蜜月時代」は永遠に続かないと感じていたが、予想通り「教科書問題」がネックになった。「歴史認識」の問題は、両国にとって、すっきりした解決策の見つけにくいイシュー。過去、こういう「やっかいな事態」にハイレベルの「調整能力」を発揮してきた日韓議連も一時停止の状況。韓国の若手議員達は現状をどう認識し、どんな行動を取るつもりなんだろう。一度じっくり話し合う必要がありそうだ。(もちろん、8月以降に)




 アジア太平洋地域において、日本の最も重要なパートナー(戦略的同盟国)は、「民主主義」と「自由経済」という価値観を共有する隣国「韓国」だと確信している。小泉、田中コンビの「ダイナミック外交」に期待したい。




 さて、昨年、外務政務次官としてソウルを訪問。当時の外務大臣と会談した他、「世宗文化センター」で空前絶後?(Y2Kより一足先)のライブコンサートを行った。数名の韓国若手国会議員を含む500名の聴衆の前で披露したのが、日韓関係を詠ったオリジナル曲「一衣帯水」(いちいたいすい)。今回のレポートはこの詩をオマケにつけて、終わりたいと思います。




一衣帯水(作詞:山本一太/作曲:安藤直弘)




蒼く輝く 海の彼方                   

両手広げ 感じるだろう




太古の昔から 呼びあう魂

すべて包む 眼差し




めぐり逢いが 運命(さだめ)ならば

愛しても 憎んでも 忘れられない




Close together, just apart,

Nothing but a narrow strait




いつの日か この手に 抱きしめたい




Close together, just apart,

Nothing but a narrow strait




一衣帯水は夢のまた夢




2.

心揺さぶる あの子守り歌

水車の音 懐かしい景色




花びら ひらひら 移りゆく季節

忘れ得ぬ 優しさ




別れるのが 悲しみならば

織りあげた思い出を 語りきれない




Close together, just apart,

Nothing but a narrow strait




いつの日か この手に 抱きしめたい




Close together, just apart,

Nothing but a narrow strait




一衣帯水は 夢のまた夢




求めるのが 明日ならば

その涙受けとめて 奇跡待つのか




Close together, just apart,

Nothing but a narrow strait




一衣帯水は 夢のまた夢




追伸:これで、「酒」と「女」というキーワードでも加われば、まさに演歌の歌詞!でもやっぱり韓国は「恨の文化。」「情念の世界」が似合うんです。




追伸2:それにしても、金大中大統領が日本の国会で行ったスピーチは素晴らしかった。「奇跡は奇跡的に始まらない…」演説のこのフレーズが一衣帯水の詞のイメージになった。