群馬県保育推進連盟、青年会議所(JC建設クラブ)での二つの講演、前橋某地区の後援会役員会等々…。本日も濃密なメニューをこなし、いつもより早め(夜9時過ぎ)に帰宅。母から、「今日、信じられない事件があった」という話を聞く。テレビをつけた途端、衝撃のニュース映像が飛び込んできた。




 大阪で、白昼、男が小学校の校舎に侵入。教室にいた児童や教師を包丁で刺し、数十人が負傷、そのうち8人の子供(小学一、二年生)が亡くなったとのこと。どうしちゃったんだろう、ニッポン??この国で「何か」が狂いはじめている。




 米国などで時々発生するこの種の「無差別殺人」事件は、日本ではめったに見られない。6年前の「地下鉄サリン事件」はそれだけに、衝撃的だった。こうした犯罪の発生率が低いのは、厳しい銃規制等により「武器」が一般人の手に入りにくい、という事情もあるだろう。しかし、最も大きな理由は、日本の「文化」や「国民性」そのものにある、と信じてきた。最近、「日本人が日本人でなくなってきている」気がしてならない。




 小泉総理が、「可愛い盛りの子供さんでしょう。家族の方々のことを思うと言葉もない。早急に対策を考えねば…」と鎮痛の表情でコメントしていたが、全く同感。それにしても子供達に何の罪があるというのだろう。最後に押し入った教室で教師に取り押さえられ、その場で逮捕された犯人は、精神的に不安定だったという。それでも(政治家がこんなことを言っては叱られそうだが)人間として絶対に許せない。ともかく再発を防ぐことが急務。政治の責任は重大だ。




 さて、気を取り直して、数日分のレポートに取りかかることにする。昨日、自民党県連女性部の研修会(「自民党候補者を励ます会」)で、初めてもう一人の候補者に遭遇した。一言二言、言葉をかわしたことはあったが、きちんと話を聞くのは今回が初めて。まず、それぞれ、20分づつ、自らの政治哲学や政策について演説。その後、出席者との意見交換という流れだった。




 一足遅れて、会場に入る。県内から集まった女性部の面々はまさにツワモノぞろい。活発でチャーミングな各地区のリーダーがずらりと揃っていた。やっぱり6年間は無駄じゃなかった。ほとんど見慣れた顔ばかり。温かい拍手で迎えてくれた。




 政治家としてのビジョン、情熱や覚悟、突破力、政策の知識。様々なポイントをチェック。相手の「力量」や「魅力」を感じ取るため、すべての言葉、一つ一つの仕草に全神経を集中させる。拍手の数、出席者の視線、厚意の度合い等も分析。これから「健全な競争」に挑むライバルについての感想ですか?うーん…今回はコメントを控えたい。ただ、「この戦いには負けられないという意を強くした」とだけ、言っておきます。単なる「質問の時間」を想定していたが、きちんとした「討論会」になった。爽やかで中身のある会だった。女性部の皆さん、ありがとうございました。




 ひとつだけ気になったことがある。それは、「励ます会」の前に行われた総会で、二人の候補者を当選させるため、男性は男性候補を、女性は女性候補を応援することにしたらどうか、という意見があったという事実。もちろん、次々異論が出て、採用されなかったとのこと。地域支部ごとに応援する候補者を決め、割り振ったらどうかという話もあったらしいが、こちらもまとまらなかったと聞いた。




 女性部長より、「それぞれのメンバーが信じる候補者を応援し、切磋琢磨しながら二議席獲得を目指すのがベストでしょう!」という発言があったが、その通りだと思う。上意下達で、「この地域は、また、この組織はこの人で」などというやり方は、それこそ「小泉革命」に逆行する話ではないだろうか。実際、自分のことを考えてみても、山本シンパの女性部メンバーは県内各地にいる。地域や組織で分けるという方法は理屈としては分かるが、現実には難しい。だから、そんな方針が出されることはない、と確信している。同じ土俵で、堂々と、フェアに、政策や実力を競いたい。




 二人の候補者がそれぞれ死力を尽くして戦い、眠っていた票を掘り起こす。現在の状況下で、「自民二議席独占」を実現するとすれば、それしか方法はない、と思う。