「前回の選挙は、いわゆる弔い合戦。皆さんから無条件に応援していただいた選挙でした。今回の二期目の選挙は、政治家山本一太としての最初の選挙、6年間の実績が問われる戦いです。現職、というより、チャレンジャーとしてこの選挙に臨みたいと思います!」本日、朝9時より前橋市で行われた「事務所開き」。県内各地より集まった約500人の支持者の前で、力を込めて、こう演説した。




 特別な「動員」をかけたわけではなかった(細かい出欠もとらなかった)ので、出席者は300人くらいではないかと予想していたが、思った以上の関係者が足を運んでくれた。




 小さな問題をあげればきりがないが、全体としていい雰囲気でスタートが切れたと思う。人手の足りない中、深夜まで頑張ってくれたスタッフ一人一人に、とにかく「ご苦労さん」と声をかけたい気持ち。もちろん、本当に大変なのは、これから。それにしても、最初からマイクが入らないトラブルに見舞われた時は、ちょっと焦りました。




 山本一太選挙対策本部、連合後援会もそれぞれ正式に発足する。選対の中心となる山本県議団もほとんどが出席。相手候補を支援するグループからも4名の県議の方々が顔を見せてくれた。




 神事の後、そのまま第一回の「連合後援会」が開催される。各地域から集合したそうそうたる支援者を前に、選対事務長、選対本部長、最高顧問等が挨拶。企画本部から、今後の活動方針が示され、了承された。




 各地域の後援会関係者の間を精力的にスラローム。これだけでもかなり効果的な選挙運動、だ。今回の戦いのカギを握る女性部のメンバーには妻と一緒にしっかり「お願い」をしておいた。「浮気しないから、大丈夫だよ!」元気な上州のおっかさん達のサポートは何より心強い。




 「いよいよ選挙が始まる。」そういうムードを全県に広げることが「事務所開き」の大事な目的の一つであることは間違いない。




 午後から、高崎の企業回りをみっちりやり、その後、利根郡片品村へ。午後6時から行われた山本後援会役員会には、利根郡選出の二人の県議がかけつけてくれた。「自分は難しい立場だが、二人目のことは考えずに一太さんを応援して欲しい。」「今度の選挙は油断出来ない。厳しい選挙だ。」それぞれから、力強い激励の言葉をいただく。




 「山本は大丈夫。新人候補を二着で通せるかどうかがポイント」といった話が県内で流布されているらしい。とんでもない話。過去、この手の言葉に惑わされ、何人の議員が辛酸をなめたことか。小泉人気がどのくらい自民党の得票に結びつくかどうかは未知数。この選挙は、どの候補者が落選してもおかしくない激戦になるだろう。現職という立場ではあるが、知名度や時代のムードを考えると、むしろ自分が一歩遅れている気さえする。




 今回の戦いは「守りに入ったもの」が負ける。ようやく本陣が立ち上がった。さらに気を引き締めて、明日からのキャンペーンに取り組みたい。