こんにちは、
ICHIRYU&JINZAI LAB 代表の廣木雄一郎です。
令和の元号に変わり、もうすぐ1か月が経ちます。時間はあっという間に過ぎ去りますが、人生を豊かにするためには、「時間」をいかに有効活用できるかどうかが鍵になります。
本日は、精神科医、作家として活躍されている樺沢紫苑さんの「神・時間術」から、脳のパフォーマンスを最大化する時間の使い方で実践すること2つを共有させていただきます。
まず、皆さんもご存知の通り、1日24時間は、すべての人間に平等に与えられています。しかし、能力や収入、仕事の成果などで大きな差が生まれます。これは、時間の使い方に差があるからです。
樺沢さんは、1日で、普通の人の4倍の仕事をこなして、2倍以上の自由な時間を確保する、神・時間術を実践しているとのことです。
樺沢さんは、「時間」は、人生の「通貨」とも言っています。時間をどのように使うのか?によって、ありとあらゆるものが手に入るのです。時間術を制するものが、人生を制し、仕事で成功し、幸せな家庭も築くことができると言い切っています。
私なりに、「時間」は人生の「通貨」ということがどういうことか?まず考えてみました。
60秒=1分
1時間=60分
1日=24時間
つまり、60秒×60分×24時間=86400秒
86400秒を日本円に置き換えると、86,400円になります。仮に神様がいたとして、こう言われます。「私は、人間の皆さん、1人ひとり平等に86,400円を与えます。自由に使ってください。但し、使い切らなかった分は翌日に持ち越しはできません。」86,400円を自分のために使っても良し。人のために使っても良し。毎日、86,400円が与えられているとしたら、皆さんはどう使いますか?
私は、自分の幸せや将来に繋がる価値あるものにこの時間という通貨を使います。そして、もっとこの時間という通貨を増やせたらと思いますが、実は、樺沢さんの「時間術」を身に付けると、この平等に与えられた86,400円を10万円にも20万円にも増やすことができるのです。
以下、「どのような時間術が効果的なのか?」「脳のパフォーマンスを最大化する時間の使い方」を2つに絞ってご紹介します。
1、「集中力」を中心に時間を考える
人間の脳には、ゴールデンタイムがあります。起きてから2,3時間は脳が疲れておらず、更に脳内が非常に整理された状態であるため、1日の中で最もパフォーマンスが高いのです。この「脳のゴールデンタイム」を活用することで、高い集中力を生み出すと言われています。
1日は24時間ですが、実際には、その時間は均等には流れていません。朝の1時間は夜の1時間の4倍の価値があるとも言われています。そこで、朝の時間を集中力を要する仕事と集中力をさほど使わない仕事に2分して、時間割を組みます。
集中仕事:文章を書く、プレゼンテーション資料を作成する、ミスが許されない資料の確認作業など
非集中仕事:メール・メッセージチェック、電話、コピー、資料や本に目を通す、来客対応など
集中力を高めるのではなく、そもそも「集中力が高い時間に集中力の必要な仕事をすること」が一番効果的です。
集中力の高い時間とは、起床後の2~3時間、休憩した直後、終業間際、締め切り間際などの時間です。
【朝のスッキリを手に入れる4つの方法】
①朝シャワー
少し熱めの朝シャワーによって、心拍数と体温を上げ、副交感神経から交感神経に切り替えることができます。
②カーテンを開けて寝る
朝日を浴びると、セロトニンという脳内物質が活性化し、「今日も1日やるぞ」とハツラツとした状態になります。
③リズム運動
セロトニンを高める方法として、日光を浴びる以外に効果的なのが、「リズム運動」です。「イチ、ニ、イチ、ニ」とかけ声に合わせてできるリズミカル運動です。ウォーキング、階段の上り下り、ラジオ体操、深呼吸などいろいろあります。
④よく噛んで朝食をとる
「咀嚼」すなわち、嚙むことによって、脳を覚醒させることができます。「ひと口20回以上嚙んで食べる」ことがオススメです。
2、集中力を「リセット」して時間を生み出す
100の集中力を120に高めることは、難しいですが、疲労によって低下した70の集中力を90に回復させることは非常に簡単と言われます。適切なタイミングで休息、リフレッシュすると集中力を回復させることができるのです。
そして、集中力を高める特効薬は、「睡眠」です。人間は、睡眠時間が短くなると、特に6時間を切ると翌日の集中力が著しく低下します。生活習慣を改善し、睡眠をしっかり取ることでパフォーマンスを高めることができます。
更に、集中力を完全にリセットする裏技は、「運動」です。運動は、脳に対してものすごくよい効果を発揮します。「有酸素運動」をすることで、脳由来神経栄養因子という脳を育てる物質が分泌され、意欲を高めるドーパミンが脳内に分泌されます。結果として、集中力意外に、記憶力、思考力、作業遂行力など脳の機能がアップするのです。
【午後のリセットをする2つ方法】
①外出でランチ
「日光を浴びる」「リズム運動」「咀嚼する」を意識的に行い、セロトニンを活性化させることができます。
②仮眠を取る
仮眠は、集中力や記憶力など、脳のパフォーマンスを全般的に改善します。アメリカのNASAの研究では、26分の仮眠によって、仕事効率が34%アップ、注意力が54%アップしたそうです。アメリカでは、仮眠室やナップポッドと呼ばれる睡眠マシンを取り入れる企業が増えており、Googleやナイキなども取り入れています。30分以上の仮眠は、効果が徐々に悪くなると言われます。
まだまだ脳のパフォーマンスを最大化する時間の使い方が紹介されていましたが、まず2つを実践し、仕事のパフォーマンスを最大化できるように取り組んでいきます。