今日で妻が亡くなって10ヶ月

 

ここ最近、理由あって

いろいろと片付けをしている

(理由はまた今度、記録に残そうと思う)

 

 

”妻のモノ”

 

服、バッグ、靴、化粧道具、歯ブラシ、、、etc

 

ほとんど、そのまま置いてある

 

目に付くと、ツラくなるモノ以外は。。

 

見てツラくなるもの、、、

 

それはたぶん

妻の闘病生活(とくに後期)に

買い揃えたモノが多いように思う。。

 

それらは、けっこう早い段階から

処分してきた…

 

つもりなんだけど

どうにも捨てきれないモノがある…

 

”杖”

 

折りたたみの安いモノ。。

 

妻は癌の進行と共に

歩けなくなった

 

最終的には車椅子だったけれど

その杖をついて歩いた時期もあった。。

 

妻は杖を持つことが

本意ではなかったから

けっして楽しい思い出が

詰まったモノではないんだけど、、

 

この”握り手”を

妻がいっぱい触れていたんだと思うと

捨てられなかった

 

でも、見るとやっぱりツラくなるショック

 

だから、この片付けを機に

捨てよう、、いや、、やっぱり、、、

 

と、杖を持って

うろうろしているところを

娘(8歳)に見つかったアセアセ

 

こそこそ何をしているんだ

 

と、聞いてくる娘に

正直に話した。。

 

ママがいっぱい触っていたモノであること、、

でも、見ると僕はツラくなること。。

 

娘の判断にゆだねようと思った

 

で、娘の答えは「捨てるな」

 

まあ、、そう言うだろうな。。

 

 

それから、しばらくして

ママの写真の前に、じっと座った娘。。

 

ああ、、

久しぶりに入ってしまったな…

 

と、思ってそばに行くと

やっぱり泣き出した

 

娘は、めったに泣かない

 

いや、しょっちゅう泣くんだけど

ママを思って泣くことは、めったにない

 

だから、たまにやってくる

この波はとてもツラい

 

今回は僕がきっかけを作ってしまったし

なぐさめたいと思うんだけど…

 

いつもどおり

一言でも喋ると、嗚咽してしまうので

声が出ない、出せないショック

 

僕が泣いてしまうと

(正確にはもう泣いているけれど

悟られていないだけ…)

いつものように、娘を

なぐさめる側に廻らせてしまう…

 

ので、声をかけてやれないえーん

 

で、

けっきょく

娘が泣き止むまで

背中さすさすしかできない

 

ふう、、

 

10ヶ月経っても

 

ぜんぜん

前に進んだり

強くなっている

ような気がしないな…ぼけー