予定通り、今朝、妻は退院した

 

僕は車椅子に乗せて妻を

連れ帰るつもりだったけれど

 

「それは少し無理があるかも」

 

という、主治医のはからいで

介護タクシーを手配してもらった

 

もちろん、お金は自腹ですよ真顔

 

でも病室から自宅まで

ずっとストレッチャーだったので

妻が疲れなくてすんだ

 

自宅に帰ってからは

訪問看護師さんや、薬局や、

訪問ドクターが来てくれたので

ずっとバタバタしていた

 

学校から帰った娘(7歳)は

妻が退院して帰ってきたことと

いっぱい人が出入りしているのが

嬉しいようで、ごきげんだった

 

持続皮下注射のおかげで

妻は今のところ、穏やかに

過ごせている

 

普通に話せるとき、6

まどろんでいるとき、4

ぐらいの感じ

 

いちいち薬を飲まなくていいことが

とても妻を楽にさせている

 

妻は、まどろみながら

 

「そろそろコンタクト、外して寝る」

 

と、何回か、僕を呼んだ

 

「もう、とっくにコンタクトを外して寝ているよ」

 

と、伝えると、妻は照れる

 

ガリガリでおばあちゃんみたいに

なったけれど、体を拭いてあげて

オムツも交換してあげないと

いけないけれど

 

こんな可愛い人は、他にいないな

 

と、思う

 

で、同時に、怖くなる