今日、妻が入院した

 

カボメティクスをやめることは

先週書いた

 

休薬期間もあったけれど

なんだかんだで2年近く続けた

カボメティクス

 

去年末ぐらいから

効きが悪くなっていたけれど…

 

先週、それを確かめるための

CTを待っているとき、妻が

 

「癌が進行してたら、カボメティクスなんかやめてやるニヤリ

 

と、冗談めかして言った

 

カボメティクスを服用している患者さんなら

わかってくれると思うけれど

この薬の副作用は、ほんとうにツラい

 

強い倦怠感とか、手足症候群とか

数え上げれば、きりが無いけれど

 

なにより、食べられない

 

食の楽しみを奪われるのは

とてつもなくツラいんだけど

そんな単純な話じゃない

 

食べられない、うけつけないけれど

食べなきゃいけない

 

調子が悪いと

水を飲んだだけで、吐いてしまう状態なのに

 

なんとか食べられる、限られた食材だけを

食べ続けたり

 

ゼリー状のカロリーメイトは200kcalもある

と言って、1日1本、時間をかけて飲む

 

それが毎日続く

 

それに妻は1年以上耐えてきた

 

もういい、と思った

 

カボメティクスは完全に効かなくなった

わけではないかもしれないけれど

 

もういい、と思った

 

新しい薬は、トーリセル

 

前にも書いたけれど

カボメティクスをやめた後

めぼしい治療薬は無い

 

トーリセルは古い薬で

副作用は軽いけれど

妻の癌に効く可能性はとても低い

 

でも効く人には、めちゃくちゃ効く

 

と、主治医が言っていた

 

その枠に入る確率は

ここには書かないけれど、とても低い

 

治療をあきらめたわけじゃない

 

まったく違った角度からの治療も

考えている

 

でも、もう副作用に苦しむ治療はしない

 

妻は、ほんとうに我慢強い人だから

 

今日の入院は

そのトーリセルの初投与のため

 

あ、ちなみに入院は

様子見のためなので、一泊だけ。。

 

明日には帰ってくる

 

一泊だけだけど

さっき寝るとき、娘(7歳)泣いてた。。

 

じつは今夜、娘に

妻の現状と、これからのことを

わかりやすく説明しようと

思ってたんだけど…

 

とてもじゃないけど、無理だったえーん