ビジネスの中でのリーダー(経営者)の役割はいくつかあると思いますが、私が感じる大きな役割は2つです。
一つはビジネスで利益を出すためにビジネスの方向性を決めること。業界知識や専門知識、アイディア、やることの意思決定とか色々含まれると思います。人間の体でいうと頭脳、軍隊で言うところの作戦司令部みたいなところでしょうか。
もう一つはその為に組織を上手に動かすこと。部下の動かし方と言ってもいいかも知れません。
普段は気が付きにくいのですが、お客さんのところで仕事をすると、部下の視点でどのような上司がいいのかを感じることが出来ます。
(1)部下からの視点
まずダメだなと思うのは話しかけずらい上司。
忙しさを全面に出してしまうと、そういう上司には話しかけるタイミングに躊躇してしまうのでよくないと思います。話しかけづらくなるので効率が下がります。
次に怒りっぽい上司。
怒りっぽい上司だとなんか変なことを言って怒られたらどうしようとか色々考えてしまうので、近づきづらく、やっぱり効率は下がります。大事なことも報告しずらくなります。それにその上司に対して反感が大きくなってしまうと身もふたもありません。
それから、これは誰でも思うと思うのですが、依頼した仕事をきちんとフォローしてくれない上司。何となくこの仕事はあまり重要ではないのかなと思ってしまいがちなので、仕事の詰めが甘くなりがちです。
仕事に厳しい上司は好きでした。
ただ、これは部下から見て働きやすいかどうかという視点なので、それとビジネス全体として視点は違います。
ビジネス自体できちんと利益を出してくれない上司は、どんなにいい人でも経済合理性がないので、ビジネス自体が存在できなくなってしまう可能性があります。ここは部下からの視点では気が付きにくいところです。
そういう意味で言うと、リーダーは決していい人になる必要はないのです。リーダーの存在はその組織を成功させるためのものなので、その組織の存在意義を達成することと、アンケートに出てくる「理想の上司」みたいな人になることは別の次元の話です。
その組織の目的がはっきりしていれば、個々の場面で厳しい決断をすることは普通だと思います。。。ただ、構成員の幸せを考えない組織は、組織自体の意味が構成員にとって無くなってしまうので、そのバランスと言うか、線引きが難しいですよね。
ただ税理士としてお客さんを見ていると、成功している人は決していい人である必要はなく、いろんな意味で強烈で個性的な方が多いように思います。


