昨日記事にしたように初孫が生まれて100日、お宮参りをしてきました。
その後、しゃぶしゃぶと日本料理の「木曽路」でお食い初め。
「木曽路」の見事なサービスに驚いたのと、料理も美味しかった事を書きました。
私、生物・化学の教師を36年間続け、学校は退職しましたが、
教師としては生涯現役と思っております。
生物の教師としては、
生物としての一番大切な本能は種を残す事だと思っていました。
でないと、人類は絶滅します。
現在のLGBTに対する考えは、現代人として理解しているつもりですが、
生物学的な種の保存的観点から考えると、厳しい状況になってきたと思います。
100年先の日本人って何人いるんだろう。
お陰様で私は、二人の息子に恵まれ、DNAを残す事ができました。
そして、その遺伝子が孫に伝えられたと考えると感無量です。
最近、JALウエルス&トラベルのオーディオブックで、
中村淳彦著「東京貧困女子:彼女たちはなぜ躓いたのか」を聞きました。
女子大生のパパ活や売春がなぜ起きるのか。その背景にうすら暗い気持ちになったのです。
私は、そのほとんどが遊ぶ金欲しさだと思っていたのですが、
今や、性風俗に頼らないと大学に通えない実態があるのですね。
大学の学費を身体を売って稼いでいる大学生の実態が恐ろしいです。
男子だって同じです。
ブラックバイトや違法なバイトをするなんて、大学生になのに馬鹿な学生だなあ。
位の認識でしたが、
大学を続けるためには致し方のないバックボーンがあったのですね。
なぜ、こんなことになったのか。
1.親の年収が下がり、可処分所得が減り、子供の学費が出せない家庭が増えた。
2.構造改革により、非正規雇用が増えた。
3.デフレなのに大学の学費は、着実に上昇した。
4.大学の厳格化により、授業に出ないと単位が取れなくなった。
(バイトの時間が取れないって事です。)
5.東京の不動産価格が上がり、生活費も高くなった。
6.奨学金制度が、学生ローンと変わらない制度に変質していた。
(日本育英会から学生支援機構という名の金融業になった)
等々の要因により、地方から東京の大学に通う学生の苦境が
私が通った40年前とは、桁違いに大変(酷い)事になっているのです。
教師として大学でも教えていましたので、こんな事にも気がつかず恥ずかしい限りです。
お陰様で、息子2名を大学卒業させる事ができました。
有名私立校の教師でしたので、それなりの年収がありましたが、
私立大学(息子は理系)の学費は、想像以上に大変で、
現金で徴収される年間150万円の学費を教育ローンにも頼ってしまいました。
長男は、一部上場企業(今はプライムでしたっけ)に勤めていますが、
共稼ぎで無いと子育てできる年収は貰っていないようです。
気が早い話ですが、大学の学費を払う事は難しと思えます。
日本の将来を憂う話は、いくらでもあるし、
世界情勢もどうなるか分かりません。
どうか、孫の未来が今より明るいものであって欲しいと思います。
大学を卒業している同世代の皆さん。
我々は幸せな時代を生きてきたようです。
今の大学生の生活と同じだと思わない方が良いと思います。
老人ばかりが得をして、孫の世代に全てを押しつけるやり方をしていたら、
息子、孫たちの将来は明るくなりません。
日本の未来のために、子供たちの教育環境を良くする必要があります。
まずは、日本の給料を上げる事から、実行する必要がありそうです。