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後2週間くらいで、京都も紅葉の季節を迎えると思います。
当然、紅葉で有名な神社仏閣は、大混雑ですよね。
紅葉より人を見に行く感じになるかもしれません。
そんな混雑を避けて、少しでも静かに落ち着いて紅葉を愛でることのできる場所の紹介です。
(アクセスが良くすぐ行ける場所であるのも重要ですよね。)
(アクセスが良くすぐ行ける場所であるのも重要ですよね。)
それは、高台寺の坂下にある圓徳院なんです。
東山にあって、清水寺から歩いていける場所です。
清水坂の雑踏から、別世界の静けさを味わえるのではないでしょうか。
(ただし、小さなお寺ですので、人が集中したらごめんなさい。)
東山にあって、清水寺から歩いていける場所です。
清水坂の雑踏から、別世界の静けさを味わえるのではないでしょうか。
(ただし、小さなお寺ですので、人が集中したらごめんなさい。)
実は、このお寺、秀吉の正室ねね様の終焉のお寺なのです。
最後の16年間をここで過ごされています。
最後の16年間をここで過ごされています。
上の写真は、枯山水の小さなお庭(南庭)ですが、お寺の縁側からゆっくりと楽しめます。
その部屋にあるふすま絵がこちらです。(頂いたパンフレットより転載)
豊臣家の家紋が入った襖ですので、家紋の上に絵を描くことは許されません。
豊臣家の家紋が入った襖ですので、家紋の上に絵を描くことは許されません。
命を落とす覚悟で、長谷川等伯が無許可で描いた絵です。
これは冬の景色です。
これは冬の景色です。
松の枝が、雪の重みで垂れ下がっており、素晴らしい絵です。(重要文化財)
そして、遠くから眺めると、豊臣家の家紋が、牡丹雪のように見えて、この松に牡丹雪が降る姿を想像できます。
この絵には、もう一つの秘密があります。(答えは後ほど)
国の名勝指定を受けている北庭です。(是非、右下のボタンで拡大してご覧下さい。)
伏見城の化粧御殿から移築された物で、ねね様が愛したお庭です。
伏見城の化粧御殿から移築された物で、ねね様が愛したお庭です。
庭の石は、全国の大名がねね様のために寄進した石が使われております。
(カメラのパノラマ機能で撮影しました。)
(カメラのパノラマ機能で撮影しました。)
これもパンフレットの写真ですが、紅葉するとこんな感じです。
帰りは、高台寺の坂を上がり、駐車場の南側に行ってみましょう。
八坂の五重の塔です。夕日の八坂の塔は美しいですよね。
時間がちょっと早く残念でした。
時間がちょっと早く残念でした。
ふすま絵の秘密です。
実は、見学できる長谷川等泊のふすま絵は、レプリカなんです。キャノンの技術でふすま絵のデータをプリントアウトし、家紋の部分は、当時のまま白金を張り精巧に作られた物なんです。
目を凝らしてみてもプリントとは思えないふすま絵でした。
また、白金の輝きで、家紋が、美しい牡丹雪に見えるんですよ。素晴らしいですよ。