本日ご紹介する本はこちら。
「時短勉強術」
●時短とは?
作者は、東大卒のフリーアナウンサーです。
クイズ番組にも出演されています。
この書籍は、クイズ用の勉強法ではなく、受験用の勉強に主眼を置いたものです。
時短とは、時間短縮の略です。つまり、時短勉強術とは、できるだけ時間をかけず、できるだけ楽して希望の大学に合格する勉強法です。
もちろんですが、時間をかけずに東大に合格したのだとするなら、それは作者が頭がいいという要因が大きいです。しかし
同時に、作者が合理的な決断をできたからです。
この合理的な決断というのは、我々のような普通の人間でもできることです。
例えば、作者は、他人のマネをすることを推奨しています。
大学受験の時、1つ上の先輩で東大に合格した人がやっていた勉強スタイルをマネしたそうです。
その先輩が行っていたのと同じ塾に通い、同じ参考書を使ったそうです。
作者曰く、ツール選びにオリジナリティは要らないのだそうです。
成功事例を積極的に取り入れるのは近道ですね。
世の中には、他人のやり方をマネするのが、苦手な人がいます。
こういう方は、自分だけの力で何かを成し遂げたいのだと思います。
でも、こうしたこだわりは、得てして、遠回りをすることになります。
さらに、自分だけの力でやりたいというスタンスは、単独プレーにつながり、知らず知らずのうちに誰かを傷つけていたりします。
他人の成功例を素直に認め、それを積極的に取り入れること、そして、このことを冷静に決断することが大切ですね。
●合理的な視点
作者は、冬場、わざと暖房をつけずに、寒い中で勉強をしたそうです。
何でだと思いますか?
体温が高かった?違います。
眠気覚まし?違います。
それは、コンディションが悪い状態でも、本番で結果を出せるようしたかったからです。
もしも、試験会場が寒かった時、そのせいで集中できないかもしれません。
だから、わざわざ寒い場所で勉強して、万が一に備えて、コンディションが悪い状態でトレーニングしていたわけです。
この他にも、わざと賑やか所で勉強したそうです。
これは、試験会場で隣の人が大きな音を立てながら問題を解く可能性を踏まえたトレーニングです。
最悪のコンディションでも結果を出せるようにしておく、これはすごいですね。
様々なことを想定して、それに備えて準備をしているわけです。
この本の中で、作者は、自らを根性なしで、ナマケモノだと言っていますが、そんなことはないんです。
結果を出している人というのは、結局のところ、ちゃんと努力をしている人なんです。
ただ、結果に直結しない努力をしないことを決断している人なんです。
このことを見誤ったまま、勉強本を読んだらダメです。
「単に、作者が頭がよかっただけだー」とかつぶやいて、作者から学ぶべきことをスルーしてしまいます。
僕らが、勉強本から学ぶべきことは、成功者の合理的な決断や行動なんです。
★具体的な勉強法
いつ、どこで、誰が、何を、どうやって、なぜ、勉強するのか、整理しておきます。
③Who:学生、社会人
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