勉強本を紹介「10年後を生き残る最強の勉強術」:210冊目 | 技術士を目指す人の会

技術士を目指す人の会

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

本日ご紹介する本はこちら。

 「10年後を生き残る最強の勉強術」

 

●作者は450以上の資格を持っている

作者は視覚勉強コンサルタントです。

450以上の資格を持っている方です。すごいですね。

本書の中で次のようなことを言ってます。

 

『チャップリンの映画で、「1人殺せば犯罪者だが100万人殺せば英雄」という言葉がある。

資格も同じである。

10〜20個の資格なら「ちょっとした資格マニア」だが、100個を超えれば人々に強烈な印象を残すことができる。』

 

なるほどですね。

ちなみに、作者は東大卒です。これだけでもすごいですね。

 

 

●必要なビジネススキル25項目

作者は、10年後に生き残るために必要なビジネススキルとして25項目をあげています。次のとおりです。

 

❶必要最低限のスキル 14個

 1)会計、2)英語、3)IT、

 4)法務、5)ビジネスマナー、6)時事、

 7)文章、8)コミュニケーション、9)営業、

 10)デザイン、11)マーケティング、12)プレゼン、

 13)整理、14)雑談

❷上に立つ人材になるために必要なスキル 5

 15)経営学、16)経済学、17)知財リテラシー、

 18)メンタル管理、19)モチベーション管理

❸替えのきかない人材になるスキル 6個

 20)統計、21)マネーリテラシー、22)IT力アドバイス、

 23)マリチリンガル、24)会計力アドバイス、25)ロジステック知識

 

この本では、それぞれのスキルに対応する資格を掲載してくれています。

面白いなぁと思ったのは、コミュニケーションに関する資格が存在することです。具体的には次のような資格です。

 ・コミュニケーション検定

 ・サービス接遇検定

 ・ビジネス心理検定

それから、モチベーション管理についても次のような資格が存在します。

 ・公認モチベーションマネージャー

 ・ビジネスキャリア検定

 

後は、IT力と会計力だけは、アドバンスがあります。上記の番号でいうと22)と24)です。アドバンスは直訳すると「進歩」という意味です。この本の場合、上級資格という意味になりますかね。

作者は、10年後に生き残るためには、ITと会計が特に重要だと考えいるようです。

 

 

●資格試験のメリット

作者は、資格試験の勉強をするメリットとして以下のようなことをあげています。

 (1)参考書等を見れば何をどう勉強するべきか理解できる

 (2)問題集や過去問を使って問題を解けば知識が頭に入る

 (3)合格という明確な目標設定ができる

それから、資格を取得するメリットとしては次のようなことをあげています。

 (4)自らのスキルを客観的に示すことができる

 (5)自信につながる

 

同感ですね。特に(3)が重要だと思いますね。

ちなみに、個人的には、次のことを追加します。

 ◎相手の要求にあわせて自分をカスタマイズする能力を磨ける

資格試験は試験官の望む答を提示する必要があります。

つまり対応力が必要になるわけです。

そして、この対応力は顧客の意を組んで、顧客が望む情報、選択肢の優劣を示す能力に繋がります。

資格試験の勉強を通じて、対応力を磨くことができます。

 

 

★具体的な勉強法

いつ、どこで、誰が、何を、どうやって、なぜ、勉強するのか、整理しておきます。

 
①When:時間管理、隙間時間
②Whrere:資格学校、法令を読むときは無音の場所

③Who:社会人

④What:三種の神器(会計、英語、IT)をはじめとした資格
⑤How:資格をとることで効率的にスキルアップ、問題集をテキスト替わりにする、英語で勉強すれば一石二鳥(例えば英語で会計の勉強をする)
⑥Why:10年後に生き残るため、周りに必要とされるため
⑦モチベーション:周りの人に言う、時間がないのはモチベーションの問題

 

 

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