先週、技術士二次試験の筆記試験の合格発表がありました。
残念ながら、不合格になった人がいると思います。つらい思いをしたことでしょう。
技術士の試験、受験料も高いですし、勉強は大変です。
しかしです、諦めずに頑張って、また受験しましょう。
ここで諦めていうしまうと、死ぬ前に「あの時、諦めずに技術士をとっておけばよかった」なんて後悔することになりますよ。これって嫌ですよね。
ある作家さんが言ってました。
やってしまい失敗したことの後悔の念は、年々、軽くなる。しかし、やらずに諦めていまったことの後悔は、年々、重くなる。
胸に刺さります。その通りだと思います。
それにですよ、試験なんですから、答があります。勉強を続けていれば、必ず、答に辿りつけます。
諦めなければ、必ず、合格できるわけです。
というわけで、ここから再スタートです。
試験のことを考えていきましょう。
もちろん、不合格になった試験のことを考えるのは、とても苦いものです。
ですが、この苦みを我慢して味わう必要があります。
まずはです。記憶が確かなうちに、不合格になった原因を理解しておかなければならないです。
さて、不合格になったのは、次の2つのケースがあります。
❶必要なことを書けなかった
❷不必要なことを書き過ぎた
❶が原因の場合、ヤマが外れたわけです。書くべきことを思いつかない状態です。原因は勉強不足なんで、来年、頑張って、知識を身につけることが先決でしょう。
一方、❷の場合は少し違います。勉強は十分にしています。
これまでに、僕は多くの受験者を見てきましたが、往々にして、不合格になった方の半分は、❷が原因なんです。
知識があるのに、なぜ、こんなことが起きるのでしょうか?
試験は、質問されたことだけに回答すればいいんです。しかし、勉強しているわけですから、頭の中には、質問されてないことに関する情報、文章がたくさんストックされています。
それで、知識があるが故に、試験本場では、ついつい、質問されてないことを書いてしまうんです。「質問されたことと関係ないかもしれない」、そういう嫌な予感は一瞬、よぎるんですが、事前に憶えた情報や文章をそのまま書いてしまうんです。
そして、完成した解答には、質問されたことにちゃんと答えている部分があるのに、質問されたことと関係ないことがあるが故に、論点が違う解答に見えてしまうんですね。
では、試験本番で、どうすれば、 よかったのか?
質問をよく読む必要がありましたね。
そして、勇気をもって、質問されたことだけに答える覚悟を決める必要がありました。
質問されたことに関する文章だけでは、原雇用紙は埋まらないかもしれません。それでも、記憶を手繰り寄せて、質問されたことに関する情報を書き込む必要があります。箇条書きでもいいのです。
原稿用紙は全て埋める必要はありません。過去の合格者の中には2/3しか埋めれなかった人がいます。
余計なことを書くよりは、必要なことだけに絞りこんだ方が評価は高いです。
これからの勉強の方法としては、予想問題への解答を作る際は、3枚ものなら3枚ぴったりに書くのではなく、4枚になってもいいので、1つの事柄について、9行前後にまとめて、1つのテーマについて、たくさんの文章を作っておくべきです。
試験本番では、9行前後の文章の固まりをくっつけて、解答を作れるようになっていれば、合格は
見えてきます。
というわけで、受験生のみなさん、試験本番で、自分の作った解答を再現してください。自らのやっまったこと、自らの弱点を見極めてくださち。
その上で、改善、向上すべく、また、勉強を頑張ってください。
応援していますよ。