僕は、勉強本に関する本以外では、プレゼンに関する本をよく読みます。
先日、『プレゼンは目線で決まる(著:西脇資哲)』を読みました。
作者の西脇資哲さんは、マイクロソフト社のエヴァンジェリストです。
エヴァンジェリストは、製品やサービス等の魅力をプレゼンする専門家なのだそうです。
プレゼンのプロなんですね。
そんな、西脇資哲さんがプレゼンの方法について述べています。
タイトルにある目線。
これは何を意味するのかというと、聞き手の目線が大切ということです。
聞き手が、プレゼンター、パワポイントのスライドを見なければ、プレゼンが成立しません。
だから、プレゼンは、聞き手の目線で決まるわけです。
この本、パワポイントに関するテクニックについては、そんなに書いてありません。
いかにしてプレゼンターに聞き手の目線を向けるかについて重点的に書いてあります。
印象的なのが、本題とそれ以外の内容との話すべき比率です。
作者は、本題70%とそれ以外の内容30%と言っています。
極端な話、プレゼン開始から40分は本題に入らないそうです。
本題以外の内容で、聞き手のはハートをがっしりとつかむことが、最後まで聞き手の目線を維持する上で重要なのだそうです。
では、何を話すべきか?
具体的には、
❶なぜ、この話が重要なのか(付加価値)
❷なぜ、今なのか(背景、トレンド、期限)
❸なぜ、私からなのか(専門性、信頼性、カリスマ性)
❹なぜ、あなたになのか(聞き手の位置づけ)
を話すべきでなのだそうです。
さらに、会話の端々で、
①魅力(話を聞くことで成功できる)
②希少性(めったに聞けないような話を今だからこそあなただからこそ聞ける)
③リスク(話を聞かないと大変なことになる)
を話すわけです。
聞き手の目線をプレゼンターにロックオンさせます。
こうした内容は、別のプレゼン本にも書いてありますよ。
ただ、この本、とてもわかりやすく、上手に書いてあります。
プレゼンについて多くの実績を積むと同時に、たくさんのプレゼン本を読まれているのだと思います。
さすがですね。
面白かったです。
ちなみに、僕ですが、
①「え〜〜」って言わないようにする。
②「なんでこうなるのか?」、「それはですね」って語り口調を使う
③最後に「まとめ」を述べる
④笑いをとりにいく
⑤クイズを取り入れる
を取り入れてますね。