●下水道管路マネジメント
令和7年12月18日、第5回下水道管路マネジメントのための技術基準等検討会が開催されました。「下水道管路マネジメントのための技術基準等に関する中間整理」が公表されてります。詳細は以下をご覧ください。
https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/content/001973903.pdf
●技術士試験対策
中間整理の内容を踏まえて、用語の定義について解説します。
こうした確認が技術士試験対策に繋がります。
今回は「点検のメリハリ」についてです。
●点検の「メリハリ」とは
点検の「メリハリ」は、限られた人員や予算の中で管路の安全性を確保するため、全ての管路について同一の点検を行うのではなく、管路毎に差異(強弱)を明確に区分して実施することを意味します。
管路の区分は、事故時の社会的影響の大きい「重要管路」と比較的小さい「枝線」の2種類です。
「重要管路」は、①下水処理場~処理場直前の最終合流地点までの管路(流域下水道は全て重要管路とする)、②管径2m以上の大口径管路、③緊急輸送路下、軌道下、河川下の管路です。「枝線」は、「重要管路」以外の管路です。
「重要管路」の点検の頻度は、「要注意箇所」は少なくとも3~5年に1回以上、「要注意箇所」以外は10年に1回以上です。
管路の診断については、健全度Ⅰ~Ⅳの4段階で実施します。
ただし、健全度Ⅲの管路については、点検・調査の頻度を高める必要があります。
点検の方法としては、管路内の潜行目視、ドローン、テレビカメラによる点検、リバウンドハンマーによる打音調査、地中レーダーによる空洞調査等があり、これら複数を組み合わせて効果的・効率的に実施します。
「枝線」の点検は、簡易直視式テレビカメラ(側視なし)等により、スパン全線に渡って異状の有無を確認するものです。
ただし、「枝線」の「要注意箇所」については、5年に1回以上の頻度で調査を行います。
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●技術士試験対策
※ 【技術士対策97】「下水道管路の課題」を読みたい方は こちら をどうぞ
※ 【技術士対策62】「下水道BCP」を読みたい方は こちら をどうぞ
※ 【技術士対策25】「題意」に答えるために何をすればいいのか? を読みたい方は こちら をどうぞ
※ 【技術士対策24】「観点」とは何か? を読みたい方は こちら をどうぞ
※ 【技術士対策20】「DXの推進」 を読みたい方は こちら をどうぞ。
※ 【技術士対策13】「AIによる更新計画」 を読みたい方は こちら をどうぞ。
●下水道の基礎知識
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※「持続と進化」については こちら をどうぞ。
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※「水の循環」については こちら をどうぞ。
※「河川の分類」については こちら をどうぞ。
※「下水道による排除・処理」については こちら をどうぞ。
※「新下水道ビジョン加速戦略」については こちら と こちら をどうぞ。
※「特定都市河川浸水被害対策法の解説」については、 こちら をどうぞ。
●テキスト
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●二次試験の過去問と解答例
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●予想問題と解答例
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●口頭試験について
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