マクド | しがらみ日記 シーズンセカンド

マクド


mado

昨日は『RHプラス』最終2話分のオフライン編集。

物語の最終章は、再び序章のテイストに戻り、
今までのお気楽話が幻だったのではと思わせるほどの
ダークサイド全開モード。

主人公と共にダメージを受けつつ編集を進めるうちに、
ついつい夕食を摂る事を忘れていた。

21時。

「さすがに腹減ったね、メシ食おう」
「じゃあ、出前でも取りますか?」
「いいねいいね、何にする?寿司食い放題?しゃぶしゃぶ?」
「ないですよそんなの」

と、編集マンH氏が、

「ごめん、オレ明日人間ドックだから22時以降は飲食禁止」

とダークな顔で言う。

「じゃあ…出前は間に合わない、よね」
「なんか買ってくる?」
「コンビ二?あ、マックとか」
「マックってなんだよ、マクドだろ」
「ここは東京です」

というわけで仕上げPの巨漢U氏が寒空の中、
徒歩10分離れた駅前までマクド、もとい、マックを調達に。
で、戻ってきて袋を広げた瞬間、悲鳴を上げた。

「えびマヨが入ってない!3個!頼んだのに!お金払ったのに!」
「そりゃぁてえへんだ!」
「オレ、もっかいマック行ってきます」
「いやいやいや、君は悪くないだろ、あっちが入れ忘れたんだろ?」
「電話、とりあえず電話しようよ、持ってくるよたぶん」

さすがマクド、事情を話したら「すぐお届けします」の返事。

「お届け出来るんだったら出前とかやりゃいいのにパクパク」
「ケンタは出前やってるよパクパク」
「へえそうなんだパクパク」

そんなぼくらはえびマヨの到着を待たずに満腹になってしまった。
そこへスーツを着たマクドの人がえびマヨぶらさげ登場。
可哀相になるくらい平謝りして帰っていった。

テーブルの上にはえびマヨが…3個。

「お腹いっぱいだね」
「でも、せっかく届けてくれたし」
「…がんばって食うか」

パクパクパク。


嗚呼。


その時点で、

22時をとうに過ぎていた事を、

編集マンH氏は、知らない。