こんにちは&こんばんは
2022年10月に腹膜がんステージ4bと診断されました。
抗がん剤治療（パクリタキセル、カルボプラチン）8回済み。
今後は総称名リムパーザ（一般名オラパリブ）服薬予定。
腹膜がんが判明するまでの経緯を書いていきますね
ちょうど一年前の今頃は娘が小学校に入学したので情操教育のためにミュージカルやバレエ、映画を観に行こうと色々チケットとりまくってた時期でした
（笑）
5月にチケット発売してるので、公開や公演は6月終わり頃から7月中に集中してました。
その中でも、ハリーポッターの舞台のゴールデンスニッチチケットに応募し、2回目の応募で8月末の公演分のチケットに当選した時はめっちゃ嬉しかったです
（病気のせいで観に行くことはできませんでしたけどね
）
あと、整理収納アドバイザーとして現場で活動したくて就活してました。
資格取得したもののお客様のお宅へ伺い、作業するノウハウなど一切無かったし、元来引っ込み思案な性格ゆえにそれはもう一世一代の覚悟を決めて応募しました
そして登録派遣型の家事代行会社で何軒か研修したり、1人でお片付け作業したり、その中で定期のご依頼頂けたり、わずかな期間でしたがお仕事する事ができました。
でも、この頃（2022年6月）には病気の気配が色濃く出てました。
一番辛かったのは下腹部の痛みでした。
2021年の年末くらいから、なんだか下腹部というかお股の中心部というか捉えどころのない箇所がジンジンと痛くて、リビングの椅子に30分座っているのがツラくて、オンラインセミナーの時などはめっちゃ我慢してたりしました。
そのうち痛みがどんどん増してきて、お夕飯を作った後とか食事のために座るのもツラくなるくらいで、ソファーで土下座の体制で痛みに耐えてました。（2022年7月）
その時はネットで検索して勝手に恥骨結合炎だと判断し、下腹部を冷やして痛みが引くのを待ったりしてました。
〈恥骨結合炎〉
恥骨結合炎とは 恥骨結合は左右の恥骨の間にあり、軟骨と靭帯でつながっています。サッカーなどでランニングやキック動作を繰り返す事でこの部分に負担が蓄積し炎症を起こし痛みを生じます。
私サッカーやってないし、なんなら運動不足くらいなのに恥骨結合部が痛いってだけで恥骨結合炎だと思い込んでたのです
痛みは増していき、もうただ座るのさえ痛くて仕方なかったので、近所の整形外科に行きました。（2022年7月中旬）
その時に書いたブログです
レントゲンを撮りましたが痛みの原因は分からず、恥骨結合炎と診断するのにも「MRIを撮った方がいいかも…」と言われました。
しかし無知ゆえに「MRI……怖っ
」となってしまい、その日は一旦返事を保留し抗炎症剤をもらい帰宅しました。
薬のおかげかなんとなく痛みがおさまったような気がして、MRIよりもこの頃は呑気に（？）眼瞼下垂の手術してました
あと申し込みまくった舞台やバレエやミュージカルを観に行ったり、仕事がポツポツと増えていた時期でもあったので、痛みは忙しさにかまけて「我慢すればいいやっ！」と…
今となっては最悪の決断をしました
でも我慢も限界に近づき、どんどん…どんどん痛くなる一方で、もうじっとしているのもシンドイ状態。
まさに「居てもたってもいられない」状態
日常生活に異常をきたし始めたので、ちゃんと恥骨結合炎と診断してもらおう！と覚悟を決めていざMRI撮影へ。恥骨結合炎だと決めつけて揺るがない無駄な思い込み
整形外科の先生に画像検査・診断専門のクリニックに紹介状を書いてもらい造影剤なしで撮影に行ってきました。（2022年8月15日）
「1週間くらいで結果が整形外科に届くので、連絡が来るのを待っててくださいね。」との事で、これでやっと恥骨結合炎の治療ができる〜と安心したのを覚えています。（思い込み怖っ）
しかし1週間もせずに整形外科の早口だけど優しいおじいちゃん先生から電話があり
おじいちゃん先生
「結果が届いたのですが、治療する箇所が婦人科なので、婦人科がある大きな病院に紹介状を書くからすぐに来てください」
私
「婦人科ですか？子宮とかに問題があるってことですか？」
おじいちゃん先生
「私は専門外なんだけど、画像診断したクリニックではどうやら良くないデキモノがあるってことですぐに婦人科のある大きな病院に行ってほしいの」
私「デキモノ…」
おじいちゃん先生
「う～ん。私は詳しいことが言えないんだけど、早く婦人科のある大きな病院がいいんだよなあ」
私「…出産したのが○○大学病…
おじいちゃん先生「うん！そこにしよう！！」（食い気味。笑）
おじいちゃん先生には専門外なのではっきりとしたことは分からないし診断もできないので、とにかく終始ふんわりと「良くないデキモノ」と言うにとどまり、しきりに「早く」「早く」と言われました。
電話をもらったその日に紹介状とMRI画像データを受け取りに行き、おじいちゃん先生に「大学病院は予約が取りにくい」と言われたので帰り道の途中で大学病院に電話しました。
紹介状には「婦人科 腫瘍外来宛」と書いてありました。
「腫瘍」という文字にものすごく不安が増していってのを覚えています。なんとも言えない大きな不安に飲み込まれそうでした。
数回かけても繋がらず、おじいちゃん先生の「大学病院は予約が取りにくい」の言葉が頭をよぎり一抹の不安を覚えた瞬間に電話がつながりました。
しかし電話口で対応してくれた予約係の方に「予約が取れるのはだいぶ先になると思いますがよろしいですか？」と…よろしくない
紹介状は大学病院宛だしおじいちゃん先生には「早く」「早く」って言われてる、ってことを伝えると、とりあえず最短でいつ空いてるのかを調べてくれることになりました。
そして「明日なら予約が取れます。それ以降だと○日です」と言われ、瞬時に（心の声）「明日っ？！だいぶ先って言ったじゃないの
…でも予約が取りにくいのに今日の明日で診察してもらえるってラッキー？明日って学童申し込めるかな…学童だったらお弁当つくならきゃ。仕事は無かったはず…もし学童申し込めなかったら誰かに娘を預けられるかな？…いや、学童無理なら一緒に大学病院連れて行こう。誰かに預けるにしてもお礼の品とか必要よね？それに急すぎて迷惑
大学病院ってだいぶ待つよね？待ち時間長くなってもいいように娘にはタブレット持たせよう…朝ごはんは食べられるけど、お昼過ぎまでかかったら娘のご飯どうしよう？そうだ、病院内にコンビニがあったはず。もし必要になったらそこで食料調達しよう…」ってなことを３秒で考え「明日でお願いします！」と答えました！笑
整理収納アドバイザーの資格を取得してから仕事を始めるまでに年単位の時間がかかったし、整形外科の受診からMRI撮影も１ヶ月かけるほど新しく何かを始める事に何にでも怖がって無駄に時間ばかりかけてたのに、大学病院の予約は３秒で決めました。笑
翌日、娘は学童に、私は９時から大学病院へ。
（２０２２年８月２３日）
腫瘍マーカー（CA125）は基準値が３５．０以下のところ１２５５７．３でした。
この日からがんとの闘いが始まりました。
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