遊星出版です。
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「トモルオン」。
初めて文学フリーマーケット(通称文フリ)に持って行った作品である。
2022年の5月、第三十四回文学フリマ東京。文フリ、いや、イベントに出展するのも初めてだった。早や4年も経過しているが、この時すでに2版だったと思う。
初版は友人・知人に献本した。その後、雨だれ式にイベントの度に印刷(POD印刷)しながら頒布していった。遊星出版の原点的作品である。
オラクル作家(?)ではないのだけれど、日々、作成中のオラクルをテストしている。で、ここのところ、やたらに「回帰」というメッセージが出る。
【テスト中のオラクルカード、「496」】
同じシンボルが続けて出ることは卜占では珍しくはないが、これがきっかけになって「トモルオン」を見直すことにした。原点「回帰」だ。
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「トモルオン」は造語である。
冒頭にショートストーリーがあって、作中人物である「T博士」が提示するダイヤグラムが「トモルオン」で、「不死への入口」という意味だ。
冒頭の物語以降、このダイヤグラムの構造に沿った120の、形而上学的御託、スピリチュアルなエッセイ、詩、おみくじのような一言、物語、さらに易学と関連した話などがあり、読者はサイコロをふって読むところを決めることになっている。
ゲームでも占いでもないが、サイコロを使って読むという方法までが、「トモルオン」の一部になっている。
6重の正20面体という仮想構造はあるが、構成はない。
構成はサイコロ、または読者が決める。
見直してみると、冒頭ストーリー+120作品+易の話という全体も、ちょっとわかりにくい。
まだ一太郎を導入する以前で、「威沙」を使って作った本である。
もちろん「威沙」が悪いわけではない。ただ「威沙」は、ノベル、一気通貫で読む小説を作成することに最適化されたソフトだ(と思う)。
とにかく「威沙」に出会えたことがうれしく、本を作ることが楽しく、無理っクリ目次を階層化したり、描いた絵をどんどん放り込んでいったり、挙げ句の果てにはエクセルで索引を作って巻末に連結したり、とにかく、威沙のデフォルト運用でできることはみんなやりました! といった本になった。
何冊頒布したか数えていないのでわからないが、献本分も含めると20冊はくだらないと思う。
既刊書を手にされている方々には申し訳ない気もするが、もうちょっとすっきりさせた方がいいかな、というのが、久々に見直してみた率直な感想だった。
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思い切って改版することにした。
サイコロを使うことも含めて、幾何学的な構造や内容はそのまま。これは直しようがない。直すつもりもない。
「トモルオン」が、遊星出版の他の作品の原点であることには変わりない。
威沙を使うことにも変更はない。
ひとつの作品として、もう少しすっきりさせるために、いくつかのイラスト、索引をカットして、目次の階層化はやめる。
もうひとつの課題はタイポ。
もちろん何度も目を通して校正はしているのだが、Gemini Notebookに放り込んでチェックさせたら、依然、10カ所ちかくタイポがあった。
誤字脱字より、多くは編集作業の際に混入したと思しき衍字である。320頁という厚めの文庫本だが、年齢、根気などを考慮すると、編集者も校正者もいない独り出版での目視による確認作業も、このあたりのボリュームが限界なのかもしれない。
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「トモルオン」は遊星出版の原点であると共に、フィックションの体ではあるものの、ひょっとしたらぼくの「内なる書」につながっているのかもしれない作品である。もしそうだとしたら、ほっぽっておくわけにもいかない。
3版リリース時には、またこのブログでお知らせします。
よろしくお願いします。
※文学フリマ東京43には間に合いません!
※コスト上昇にともない価格は上がります。
諸々、ごめんなさい!



