[集団|みんな]の力が生きるのは、
[要|かなめ]あってこそのこと。
☆
芽はやがて苗木になり、自分の周りを見回して、ほかにも同じような苗木があることに気がつく。
苗木たちはリンクする。
そしてお互い支え合う。
集団と組織。
統一性をもたらす[要|かなめ]があれば、集団は組織になる。なければ烏合の衆になる。
「丈人なれば吉」というのはその[要|かなめ]がゆるぎなければよし、ということである。
経文では「丈人」とあるが[要|かなめ]は人である場合もあるし、原理そのものや、あるいはその原理に裏打ちされたルール(「律」)である場合もある。
[要|かなめ]になる糸が抜けると、布地はほどけ、ばらばらになったそのほかの糸だけが残る。
残された者たちは「[尸|かばね]を担う」。