いや~、うちのボンサイが花をつけまして!
今日は天気がいいので、思わずパチリ!
(おお~、自分で書いていても
身の毛がよだつほどの
手垢のついたいい回しだ)
ねっ、ねっ、いいでしょう、
ほらほら!
……
こういう記事は、
読まされるほうが一番ツカレル記事だ。
たとえばこういう、
ありがちなシチュエーションに似ている。
たいして親しくない同僚、もしくは上司に、
定期入れのなかの子供の写真を見せられ、
「なっ、なっ、カワイイだろう、
ほらほら!」
と、いわれる。
かわいい子もいる。
しかし。
正直、申し訳ないが
(いやほんと、ぱっと見ですまないけど!
将来はね、どうなるかわかんないし!)、
すぐにはそうは思えない……
こともあったりして。
そういうときは、
「あ、ああ……」
とか、
「は、はい……」
とか、
半笑いで答えるしかなかったりするのである。
なんか話がずれかけてしまっているが、
今、これと同じ目にあっているのがウチのカミサンだ。
前にも書いたが、
うちのカミサンがボンサイに示す関心といったら、
「ヤマザキパン祭り」以下である。
「ほらみろ花だ!花が咲いたぞ!」
「そうね」
「もうちょっとでマンカイだなあ、9分咲き位かなあ!」
「そうね」
「これさあ、秋になると実がなるんだよね!」
振り返ると、いない。
『食えない……けどね……』
冗談のつもりで言おうとしたセリフを、
思わず飲み込んでしまうのである。
こうしてGWはしずしずと過ぎていく。