「書棚」のテーマで書こうか、
「占い」のテーマで書こうか。
ちょっと迷ったけど、ごらんのとおり、
「占い」のテーマでいくことにした。
夢に興味はおありだろうか。
ぼくのゆめ、
あなたのゆめ、
しょうらいのゆめ。
のことではなく、
毎晩夜、寝ている間に見る、
あの夢のことである。
「夢判断入門」
マークサーストン著
住友進訳
中央アート出版
エドガーケイシー文庫021。
ケイシーといえば、膨大な記録を残し、
かつその記録が現在も広範囲にわたって
利用されている幻視者として有名だが、
この本の特徴は、ケイシー云々よりも、
その高い実用性にある。
100パーセントうけあうつもりはないけれど、
紹介されている方法でマジメに取り組めば、
かなりの割合でご自分の夢の意味を、
読み解くことができる。
というと、シンボル辞典のようなものを連想されるかもしれない。
この本にもシンボル辞典はついているが、それは二の次。
まずは「自分で自分の夢を解釈する」ことに力点が置かれている。
夢に興味はおありだろうか。
デジャブではなく、
以前に同じ書き出しで別の本を紹介したことがある。
2005年9月16日ログ「ドリームブック」
がそれだが、
この本はどちらかというとシンボル辞典に
やや力点が置かれている。
幸いなことに、
「ドリームブック」に出てくるシンボルの説明と、
ぼくの夢に出てくるシンボルの親和性は比較的高く、
ドリームブックは、かなり役に立っている
(あっこ先生ありがとうございました)。
それでもやはり限界はある。
最終的には夢は自分で解釈するもので、
それには自分のシンボル辞典が必要だ……
という点では両著は一致しており、
「夢判断入門」にはその具体的な方法も説明されている。
さてこれが、
なんで「占い(このブログでは易システム)」
のテーマになるのか。
思いがけない共通点を発見したからだ。
またちょっと長くなるが、
おつきあい願いたい。
「夢判断入門」によると、
夢にはいくつか種類があって
その中に、ある問題に答えてくれる
「ガイダンス夢」というタイプの夢がある。
ガイダンス夢の中にもいくつか種類があって、
その説明の「夢」という言葉を「卦」といいかえるだけで、
得卦の種類を判断するのに使えるのである。
以下、「夢」を「卦」にして引用してみる。
1:未来を予言する卦
←今の状態を続けていくなら、
将来起こりやすそうなことを明らかにする。
2:質問(占的)に対する正確な答えや、解決策を提供してくれる卦
3:新しい観点から質問(占的)をいいなおす卦
←質問にはこたえてくれないが、
代わりに答えに関する新しい情報をあたえてくれる。
4:質問に取り組んでくれない卦
←その代わり、本格的に質問に取り組む前に、
解決しておかなければいけない別の質問に注意をうながす。
どうだろう。
得卦が1、2なら問題はない。
これらは、誰もが期待する回答である。
問題は解釈がつかない場合で、
そのときは3,4のように、
回答が「スイング」している可能性を考える、
というわけ。
さらに、ガイダンス夢の解釈の妥当性を
チェックするリストも示されており、
これはこのまま、
得卦の解釈をチェックするのに使える。
○ その解釈には、「真実の響き」がきこえるか。
○ その解釈は、受け入れることができるだけでなく、
実行すべきことがわかっている最善のことに矛盾していないか。
○ その解釈は、ものごとを新しい角度から観せてくれるか。
○ その解釈を受け入れることで、人生に希望がわいてくるか。
○ その解釈を利用したら、問題に関わる全員に利益がもたらされるか。
○ その解釈にしたがうことで、心が落ち着くか。
○ その解釈は、理にかなっているか。
○ 信頼できる友人は、その解釈に同意してくれるか。
甘いかもしれないが、占者としては、
上記のうちどれかを満たす解釈であれば、
信頼に足る解釈であると考えていいと思う。
解釈がただしいかどうかは、
その解釈が「腑に落ちる」ものであるかどうかによる……
ということは以前に書いたかと思うが、
上記のリストはその「腑に落ちる」感覚を
具体的にブレークダウンしたものである。
逆に相談者側から見た場合は、ここはきびしく、
上記チェックリストのどれかにひっかかる回答をもらったときは、
その内容を大いに疑ってみるべきだろう。
夢と易システム……
最初は意外な取り合わせだと思ったが、
考えてみたらそうでもないのかもしれない。
その夢がガイダンス夢であれば、
機能は易システムと同じだからだ。
つまるところ、わたしたちは
システムにアドバイスを求めているのだ。
(実はそれがすべてではないとも
考えているのですが……それはまた別の機会に)