ずいぶん前のログになりますが、
2005年5月21日、「変爻のハナシ」のログで、
上下卦について、さらっと書きました。
今読み返してみると、
ちょっと説明不足なので、
もう少しちゃんと説明しておきます。
図のとおり、
大成卦は二つの八卦から成り立っています。
二つの八卦のうち、上にあるものは上卦(じょうか)、
下にあるものは下卦(げか)といいます。
時間的には、下卦のほうが先で、
上卦はその後ということになります。
たとえば、
大成卦を一日とらえ、
内卦を午前、外卦を午後とみたてるのはその典型的な例です。
下卦のほうが先で、上卦はその後、
というリクツでいえば、
まあ別に、大成卦を一ヶ月とみたてて、
内卦を月の前半、外卦を後半、としてもいいわけです。
大成卦を一週間とみたてた場合は……以下同文。
この上卦と下卦は、
文字通り物理的な上下をあらわすこともありますが、
位の上下をあらわすこともあります。
また、上下卦は、
それぞれ、内卦、外卦と呼ばれることもあり、
この場合、内卦は自分の側、自分の内側、家、などをあらわし、
外卦は、相手側、外側、家の外、などをあらわします。
で、上卦と下卦の間にはギャップがあることになっています。
バックギャモンのゲーム盤の真ん中にあるバー、
中国象棋(誤字ではありません)でいえば真ん中の河
(だれも知らんて。そんなもん)。
ですから、
その直前直後の三爻、四爻は、
不安定ということになるわけです。
まあ……
上下卦の間に河がある、
というのが、順当なたとえでしょう。
易システム、出自は中国ですから。
古代中国では、
軍が河を渉る直前、そして渉りきった直後が、
いちばん攻められやすく、きわどかった。
だから、三、四爻は不安定。
一般的には易は、中庸を重んじるため、
上下卦の中央の位、
すなわち、二爻と五爻をもっとも尊び、
他は不安定とする(偏っている)、
といった説明になるかと思います。
二爻と五爻では、
どっちがえらいかというと
伝統的に五爻ということになっています。
キメの問題でしょうが、
あえてリクツをつけるなら、
中庸を重んじ、かつ、位の高い方=五爻
ということになるかと思います。