さばくのばら | ぼくは占い師じゃない

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易経という中国の古典、ウラナイの書を使いやすく再解釈して私家版・易経をつくろう! というブログ……だったんですが、最近はネタ切れで迷走中。

さばくのばら

 
ときどき、かみさんとチャリンコ散歩に出ます。
略して「チャリ散」です(なんじゃそら)。
「散歩」ですから、
気合入れて、遠くへ行くものではありません。
近所をちょろちょろするだけです。
 
近所……よりちょいと足を伸ばしたところにある、
博物館に行きました。
昔行ったときよりも、展示物もずいぶん増えていました。
ひととおり観終わったあとに、
ミュージーアムショップによって。
くだらんもんしかないナーと思っていたら、
化石のコーナーに「さばくのばら」が。
モロッコ産。
砂中の水分に含まれる成分が、
長い時間をかけて結晶化したもの。
化石ではありません。
思わず買ってしまいました。
1000円也。
帰ってから、洗って、
軽くクリアラッカーでコーティングしました。
(元モデラーだかんね)
そうして眺めていると、なんともフシギな代物です。
どれだけ長い期間をかけるとこんなものができるのでしょう。
 
  Rose de sable。
 
ビリーバンバンの歌だと、
「~幾千年の月夜に抱かれ~」とありますが、
あれって、この「さばくのばら」のことなんでしょうか。
 
易システムは、
どのくらいの期間をかけてあのカタチになったのか。
今のカタチに完成されたのは、
周代といわれていますから、
前700年ごろですか。
伝承によると、
元は伏義氏の創案、
ということになっていますから、
前1500年以上前だと思います。
伝承ですから。
まあ、ようわからんということ。
なんとなく似てますね。
さばくのばらに。
何千年も砂漠に埋もれてきた、
フシギな造形物。
 
 タイムカプセル。