先の書き込みで、「変爻」というコトバがでてきました。
まだ説明していなかったと思うので、説明しておきます。
大成卦は、6本の爻(切れた線かつながった線)から成っていますが、
変爻は、この初爻(最初の爻)~上爻(一番上の爻)までの、
どこかの位置を示すものです。
つまりは、1から6までの数値、ということになります。
変爻を求める場合は、
八面サイ二つと同時にふつうの6面のサイコロもなげて求めます。
大成卦の意味を全体状況とした場合に、
その全体状況中のどのような段階にあるのかを示すのがこの変爻です。
大成卦における時間は、初爻→二爻→三爻→四爻→五爻→上爻
というように流れていくものと想定されています。
初爻はその大成卦が示す全体状況のはじまりであり、
三爻→四爻にいく(つまり下卦から上卦に移るとき)とき、
ヤマ場を迎え(ギャップを飛び越えるわけです。
ですから、状況としてはきわどいところ)、
上爻で、その状況は終わりをむかえることになります。
ちなみに最も安定しているとされるのは、上卦と下卦の中央、
二爻と、五爻です。とりわけ五爻は、その大成卦全体で
もっとも安定しているとされます。
