上海B株週足 その3 | 一目均衡表日記

上海B株週足 その3

 上海B株週足の変動を見てみましょう。本来均衡表では、このグラフのa以前の変動(上げ相場)の時間関係を見ながら、a以降の下げ相場の変動を計っていくのでありますが、手元に資料がありませんので、a以前の変動は無視してみていく事とします。aからcまで3週間下げ、cまで3週間戻し、dまで7週間下げたところで大きく反発していますが、この場合、第一に考えるべきは、dが下げ止まりとして妥当なポイントといえるかどうか、なのであります。dが下げ止まりとはいえない場合、その後の上げは、あくまで戻り相場でありまして、時間に関わらず、一目均衡表のどれかの線まで達した時には、戻り相場の限界として注意せねばなりません。

 

   一応の下げ止まりは、均衡表のどれかの線で止まっているか、時間関係、あるいは計算値を達成した三波動によって見当をつけるのでありますが、aからdまで三波動は時間、計算値ともに充分とは言えません。

充分でない以上は、cdの下げ、あるいはadの下げを第一波動として下げの三波動を形成する可能性がある、という事でありまして、dから、cdの7週間、adの11週間を変化週としてチェックしていかねばなりません。dから7週目、11週目はそれぞれ、安値となっていますが、そこからの上げは三波動目を期待できるポイントとなります。結果的にはeの高値は基準線で頭打ちとなり、fまで7週間の下げをしておりますが、eから5週目の陰線が転換線で留まって反発するようなことであれば、私なら上げを判断します。

 

 f以降の変動も基本的には見方は同じでありまして、cd7週に対応して、ef7週の三波動で反発力を見て、その後の押し方が悪ければやはり、f以前の下げの償却が充分ではないという判断をしていかざるを得ません。

eから5週目と同様にi 以降基準線を割ったポイントは重要でありまして、これはfから34週目に当たりますが、aからfまでの下げ、34週に対して、34週の中間波動の形成後の出発点としては、位置が妥当である為に、ここから上に反発するときには、上げ相場を期待しても良いのであります。

 

 一目均衡表で基準線、転換線と名前がつけられているのは、やはり意味合いがあるわけでして、原則的には基準線が、相場の方向性を示唆するのであります。

 

f以降の変動はまた明日コメントします。