今年は母の初盆。
お客さまがいらっしゃるので、実家に詰めていました。
実は私はお盆生まれ。
去年は、施設のベッドに横たわる母に、
「生んでくれてありがとう。育ててくれてありがとう」と声をかけたら、
しゃべれなくなっていた母は、泣いていました。
そんなことを思い出しながら、空いた時間で1冊の本を読んでいました。
突然、その中の記述に、はっと気づくことがありました。
自分は父と母の遺伝子を持つ受精卵が二つに分裂して、
そこからまた分裂を繰り返して、今の自分になったんだと。
物心ついたときにはすでに五体があったから、
知識としてはあったけど、素通りしていました。
なぜなら、
そんな細胞分裂、私の記憶にない。
私は知らない。
これまで、私という意識は、
自分の身体を自分だと思ってきたけれど、
私の身体は、私であって、私ではない。
しかし、私がいちいち命令しなくても、自然に呼吸はするし、排泄もする。
体温調整もばっちり。
とても精妙でとても賢い。
その身体を、私は自分そのものと思い、かなり乱暴に扱ってきました。
人生で骨折は4回。
それ以外も、あちこち怪我をしています。
東京時代は深夜まで働いて、夜はコンビニのおにぎりやお菓子。
食生活も乱れまくり。
しかしそれでも、日常生活をおくる分にはよく動いてくれています。
よく、身体は借り物とか、神の神殿、
「肉体は乗り舟で、それを操る船頭が魂」など聞いたことがあります。
私にとって、私の身体は何なんだろうと考えたとき、
ふと、私の相棒だな、と思えました。
相棒は大事にしないといけない。
これまでどんなにつらくあたってきたことか。
そして、守ってくれたことか。
まずは相棒の身体に感謝です。